Red Hat replaces Oracle as OpenJDK 8, OpenJDK 11 steward
OpenJDK に関する記事。北米の業界の方々のコメントが色々載ってます。
Java ちょっと前は好きだったんだけど、なんか微妙な感じになってるようですね。なお、Java は
初期は SUN が旗振り
→が、オラクルが買収、有償化の方針を打ち出す
→Red Hat がオープンソースとしてサポートを意思表明(←いまここ)
という経緯をたどってます。
悲観的なコメントで〆られているあたりがなんとも。
steward はオタ的には「執事」でしょうが、この場合は「世話人」・「監督係」的な意味合いでしょう。
(追記)元記事が少々おかしいのではないかと何人かの方からご指摘を受けました。(コメント欄を参照してください)確かに replace は言い過ぎなようですね。
現時点(2019/04/23)での、各ベンダーから出ているディストリビューション・有償/無償モデルに関して @u-tanic さんがまとめています(↓)。
JDKの長期商用サポート(LTS)の提供ベンダー比較(無償利用についても言及あり)
参考にしてください。
(追記2)と、正統派の方々は上のように言ってましたが、SE 環境に関しては各ディストリビューションによってけっこうバラつきが出てきました。
EE 環境に関しても実装のクセがあって、例えば、アプリケーションサーバー上での挙動が微妙に異なってたりします。
もちろん、Java の仕様からの大きな逸脱はないんですが、元々の開発元の手を離れれば、こうなること(配布元によって機能の差が出てくること)はある程度は予想できたことで、それを個人の願望で否定するというのは、ちょっとどうしたものなんでしょう?
しかも図々しくは、上に挙げた方は自説を記事トップに配置するように示唆していました。
そんなに自説を強調したいなら、自分のブログなりなんなりでやればいいだけの話です。
単なる個人の願望を他人に強要するのはおかしいですね。
元記事の内容が間違ってますね。
機能追加は今まで通りOracle主導で、LTSのセキュリティフィックスがRedHat主導なのはOpenJDK 6/OpenJDK 7の頃から変わっていないです。
あくまでも、java.netで配布されているのは、Oracle公式ビルドのOpenJDKと呼ばれているもので、RedHatを始め、各OpenJDKのディストリビューターがLTSサポートを提供しています。
Oracle JDKもOpenJDKのディストリビューションのひとつで、今回、Public Updateが終了しただけです。
Java 7からOpenJDKがリファレンス実装なので、Java 7の時点でOracle JDKのベースはOpenJDKなのです。
ちなみに、Java 8まではセキュリティフィックスと機能追加が同じメジャーバージョンのアップデートで行われていたのですが、それがJava 9以降は、機能追加はメジャーバージョンアップデート、セキュリティフィックスはマイナーバージョン(厳密にはリビジョンな気がしてますが)アップデートで提供されるように変わっただけです。
https://www.oracle.com/technetwork/jp/articles/java/ja-topics/jdk-release-model-4487660-ja.html
Oracle JDK(OpenJDKベースのOracleのJDK)が有償提供に変わったのと、バージョニングルールが変わって、機能追加とセキュリティアップデートが区別されるようになってわかりやすくなったというだけで、OracleがJavaの開発から手を引いたわけではないですし、Oracle公式ビルドのOpenJDKを使うか、LTS提供のあるサードパーティによるOpenJDKのバイナリーを使うか?といった選択肢が増えてきた程度で、大きく変わったのはOracleJDKのPublic Updateが終了しただけなのです。
まあ、しょうがないと思ってそのまま公開してたけど、その後の Java 業界の混乱はこんなシナリオには進みませんでしたね。
個人攻撃するわけじゃないけど、Java 信者の人はもうちょっと現実見た方がいいと思う。