OpenDolphin について

OpenDolphin を Window 7 上にインストールしてみた。

dolphin_win7.JPG

まだ設定など検討の余地はありますが、なんとか ORCA との通信はできているようです。

ちなみにORCA は Ubuntu 上の 4.7 です。ちょっと Dolphin 側のコードに手を入れてます。

(追記)この記事書いた当時と OpenDolphin を取り巻く状況が変わってきたため、修正。

「上記スクリーンショットは、増田内科 増田茂氏の OpenDolphin-2.3.8m を手順書に従ってインストールしたものです。」

と以前に書いてました。
これは事実なんですが、同氏から”私の著作物をあたかも自分で作り上げたかのように振る舞う不届き者”という(今から思うと)意味不明なクレームをつけられて、そうしただけです。一応、相談にのっていただいた某組織からも「先生、よく我慢して大人の対応しましたね」と変な褒め方されました。もちろん、独自カスタマイズしているわけだから、「私の著作物」という言い方は完全には間違いではないんでしょうが、細かいことをいうと、私もさらにカスタマイズ入れ始めた頃であり、上記スクリーンショットが完全に OpenDolphin-2.3.8m と同一かというと違います。いわゆる増田ファクトは、電子カルテの要件である『保存性』を担保する機能やカルテ記載内容の外部書き出しツールが提供されておらず、これは危ないと思い、独自にデータ移行ツールを実装していたところでした。「手を入れて」とあるのは、このことを指しています。

その後、データ移行がうまくいき始めたため、ソフトのベースもいわゆる本家に戻してます。「カスタマイズのカスタマイズ」より「オリジナルのカスタマイズ」の方がなにかと安心ですから。

おそらくこういった「導入は増田ファクトで(当時としては、確かによくできた導入環境でした)。ある程度、様子がわかってきたら、さらにカスタマイズ。その後は、独自路線を突き進むなり本家に戻るなりして開発を継続」といったパターンは多かったと思います。オープンソースの本来の意義からすれば、割合、自然なことだと思うのですが。

それはともかく opendolphin 自体を「私の著作物」といってしまったり、本来、商標に成りえない「m」という表記に対して排他的独占権を主張したり、誰が書いても同じような言い回しになる定型文に著作権を主張したりするのは、ちょっとどうかと思います。


最近になると、かなり高名な先生もドルフィンプロジェクトの運営自体に関して疑念を表明しており、彼らの主張を額面通り受け取れない状況になってきました。

(参考)『いるかの住む闇』や『「いるか」の都市伝説は本当だったか?』などをご参照ください。

特に後者の「そもそも GPL を適用すること自体が、けっこう無理筋なプロジェクト」だったのではないかという指摘は、ある程度理にかなったものとみられている。例えば、公的な立場でドルフィンプロジェクトを支援した当局もこの観点からプロジェクト自体の検証を開始している。(かなり前のプロジェクトであルから、いわゆる不正告発制度の本調査に入るかどうかは微妙。だが、まったく放置しておくにはいかないという状況になってしまったということだと思う)

また、現在の商用版の開発元である LSC もこういった背景があるためか「商用版とオープンソース版は基本的には別物と考えてほしい。他組織での独自カスタマイズはむしろ奨励している」というふうに方針を変えてきている(これは確認を取らせてもらった)。

このプロジェクトのオープンソースの妥当性は、かなり疑わしい状況にもあるにも関わらず、このプロジェクトをオープンソースの理想の実現とみたい人たち、例えば、和歌山の増田茂氏や京都大の小林慎治氏や皆川和史氏などはそうは考えていないようだ。理想論はもちろんあってもいいが、どういうわけかこの手の人たちは、事実を捻じ曲げて解釈する傾向があるようだ。その一つに、私の OpenDolphin-2.7m が  LSC 版の直接のフォークではなく、聞いたこともないような Dolphin 派生物のフォークだと主張していた。いくらなんでもこれはひどい。ちゃんとソースを追っていけばわかるように、上述のように 2.7m は、LSC 版の直接フォーク、どちらかといえばフィルバックアップ機能とバグフィックスに重きを置いたフォークになっている。

なお、国費を投じられ、一時期とはいえそれなりに普及したプロジェクトであることから、現在の状況は理想的とはとても思えず、関係者で今後の方針などを模索しているところである。特に、商用プロダクツとして提供しているベンダーは、関心は高いようで、軽い打ち合わせ程度の内容だが、いくつかのベンダーさんから連絡をいただいた。

 


なお、本家 OpenDolphin 2.7.0.b とその私の改良版 OpenDolphin-2.7m の windows10 へのインストール方法は、こちらで。

上で触れた機能(ファイルバックアップ機能)は OpenDolphin-2.7m を経て OpenOcean に引き継がれています。OpenOcean のインストール(ビルド・デプロイ)方法は

OpenOcean を Windows 10 にインストールする

をご参照ください。

→ OpenOcean は、

・上述のような背景があること

・以前から「全面書き直し」してほしいという要望があったこと

などから、現在は公開を停止。基本的な設計コンセプトを検討しているところです。


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7 Replies to “OpenDolphin について”

  1. ちなみに構築環境は

    Netbeans 7.2
    JBOSS-7.1.1

    なお、JBOSS は 4 から 7 に変わって起動するときに run コマンドは廃止された。
    ドルフィンサーバーに他マシンクライアントからアクセスする場合には、4 時代は
    run -b 0.0.0.0 (だったかな?)
    で起動しろみたいなことが書いてあったが、7 になってこれはできない。
    他マシンからアクセスできない???? と悩んだが、
    ¥jboss-7.1.*¥standalone¥configure¥standalone.xml
    あたりを編集して解決。

  2. 情報ありがとうございます。

    オープンソースを謳っていながら、実際、構築するのは、オープンソースでもなんでもないっていう(笑)。

  3. アイキャッチは、Mac の画面ですよね。
    確か増田ファクトは windows 向けですから、ここからも PHAZOR版OpenDolphin や OpenOcean は、増田ファクトとは関係が薄いって推測できます。

    1. 増田氏の導入手順書はよくできていたと思います。
      ただ、ご指摘の通り、Mac に関する記載はなく、OS X にインストール場合には、直接には役に立たないと思います。参考にはなると思いますが。
      また、フォークは、本家 → OpenDolphin-2.7m → OpenOcean の順なので、増田ファクトは入っていません。たまに、間違って解釈している人がいますね。

      まずは、簡単にお返事まで。

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