現在、配布している HorliX のバージョンは 1.0.2 と 1.0.3 で、どちらもサンドボックス sandbox が有効になっている。
apple の推奨なのでそうしたわけだが、これはもともとは iOS の影響が強いのではないかと思う。サンドボックスがないと同一フォルダ内の他のアプリが使っているデータに容易にアクセスすることができるので、特に通信系のアプリではこの性質を使ってデータの不正利用・漏洩が可能になってしまう。
しかし、どんなアプリがインストールされるかわからない iPhone などとは違って、インストールされるアプリが厳密に管理されている OS X 前提の閉鎖性の強い医療システムのような場合、サンドボックスは「やりすぎ」になってしまう。
実際、現行のバージョンだとデータがかなり特殊な領域に書き込まれるので、外付けの HDD や SSD をデータベースの置き場所に指定することはできない。また、管理者の意図のもと HorliX のデータを適正に利用しようとしてもできないということになってしまう。
これは何かと不便だ。
というわけでサンドボックスを切ったバージョンもあった方がいいと思うようになってきた。
このサイトでの配布も検討しているが、サンドボックスを切って使うというのはそもそもカスタマイズ前提になっている場合が多いので(現在、進行している案件はすべてそれ)、問い合わせページなどから個別に連絡をもらえればと思う。
→Ver 1.0.5 以降、サンドボックス機能はオフにしました。



