速報です。
ようやく、一部マシンを Ventura に移行。
HorliX も問題なく動いているようです。
arm Mac も今後試します。 pic.twitter.com/9jLIzAZ6RX— 猪股弘明 (@H_Inomata) December 26, 2022
M1 Mac でも大きな問題はなさそうですね。
猪股弘明
HorliX, OpenDolphin-2.7m, DolphORCA など開発
速報です。
ようやく、一部マシンを Ventura に移行。
HorliX も問題なく動いているようです。
arm Mac も今後試します。 pic.twitter.com/9jLIzAZ6RX— 猪股弘明 (@H_Inomata) December 26, 2022
M1 Mac でも大きな問題はなさそうですね。
猪股弘明
HorliX, OpenDolphin-2.7m, DolphORCA など開発
2021/10 月末に Mac の新しい OS Monterey がリリースされたようなので、アップデート。
前回の BigSur とは異なり、大型アップデートというよりはマイナーチェンジに留まるようだ。
HorliX の動作チェック。
目立った問題はなし。
BigSur で動作するならば、Monterey でも動くでしょう。
以前から Mac の次期OS Big Sur は開発者向けにベータ版は配布されていたのだが、先日、RC (Release Candidate リリース候補バージョン) も公開され、正式リリースもそろそろといったところだろうか。
→ 11月初旬に正式リリース。11.0 は不具合も多かったので、すぐに 11.0.1にアップデートされました。
→ 11.0.1 も後述するようなバグ?があったので、12月14日に 11.1 にアップデートされました。
今回の改訂では、UI もけっこう変更になっているので、当方としてもそれなりの対応は不可避だと思っているが、とりあえずこれまでのバージョンでどの程度動作するかチェックしてみた。
まず、起動時の画面だが、ここはまったく問題なし。
続いて、2D Viewer のチェック。
ここも 11.1 では問題なし(M1, Intel Mac とも)。
ただし、11.0.1 では以下のような不具合がありました。
なぜか意味不明のバーが出現し、そのおかげで本来のツールバーが上下方向に縮んでいる。
→ バーが出現したのではなく、各種アイコンを載せているツールバーがアイコンに合わせて自動で伸びてくれないことが原因のようです。
機能的には問題ないようなのだが(2Dビューア上で「副」クリックするとROI などの各種メニューが出現する)、ここはなんとかしたいですね。
3D表示機能を VR(ボリュームレンダリング)でチェック。
見た目上は問題なし。
ただ、CLUT でプリセットを使おうとするとレインボーカーソルがでて、それ以上先に進まない。この不具合は、ある程度、心当たりがあるので、この点を重視してデバッグしていこうと思っている。
HorliX 開発チーム
Catalina の正式版がいつのまにかリリースされていたので、アップデート。
HorliX は無事動いているようです。
最新、Ver1.0.7 は、ダウンロードページからどうぞ。
日本語で使いたい方は、(もちろん)Japanese Ver を落としてください。
日本では報告されていなかったのですが、2D ビューアや 3D ビューア上で描画されるテキスト文字が解読できないくらい乱れるという問題が指摘されていました。
HorliX であれば
github issues: HorliX with CATALINA , TEXT LINE ILLEGIBLE
Horos であれば、
github issues: Length assessment bug [ROI] , Annotation colour is green, cannot change after update Catalina
あたり。
報告されているとはいっても、かなり特殊な条件でしかおこらないようなので対応を後回しにしていたのですが、3次元表示(ボリュームレンダリングなど)あたりのコードを整理・手直ししていたときに、「あ、そういうことか」と思い当たる節があり、下記のような操作を実行してみたところ上手くいきました。
HorliX のメーリングリストに流したのですが、ここでも解説します。
かなり特殊な実行環境だと思うのですが、ROI などを使った場合、
というようにまるっきり文字が読めない現象が出現するときがある。
このバグが生じるのは、実行環境の Mac のモニターのカラープロファイルが意図せぬ設定になっているせいなので、これを修正する。
具体的には、まず、画面左上にある林檎マークをクリックしてメニューアイテムを表示して『このMacについて』を選ぶ。
するとパネルが現れるので、『ディスプレイ』を表示させ、パネル右下の『”ディスプレイ”環境設定…』ボタンをクリック。
するとディスプレイ設定パネルが出現する。
ここで『カラー』を選ぶ。するとカラープロファイルの設定画面に切り替わる。
文字が判読できないような場合、ディスプレイプロファイルが『一般RGBプロファイル』以外になっているので、これを『一般RGBプロファイル』に選び直す。
この設定変更の後、再度アプリを立ち上げると
と文字が正常に表示されるようになります。
ソースコードレベルでの修正は検討しているところです。(できれば OS の側で修正して欲しいんですが)
今のところ、Catalina 移行に伴うバグらしいバグは上がってきていません。
3次元表示周りは、今一つコードが整理しきれていない印象があるので、ここは現在修正中です。
なお、上記のサンプルは MacOS BigSur でも無事に動いています。
Catalina の正式版に関する記事はこちら(↓)で。
Mac OSX の次期バージョン Catalina (OSX 10.15) のベータ版を Mac の一台にアップデート。
HorliX を走らせてみたが、試しに 2D Viewer での表示や 3D Viewer でボリュームレンダリングさせても問題なく動いた。
詳しい検証はこれからだが、主要な機能は使えるかと。
Catalina の正式版に関する記事はこちら(↓)で。
HorliX 開発チーム
先日、MacPro の今秋の発売がアップルから公式にアナウンスされた。
当初は、その形状から「おろし金」などと言われていたが、徐々にそのハイスペックぶりに注目が集まっている。なにしろ、RAM だけで 1.5T 積めるらしい。
今から思うと OSX が「OpenGL 非推奨、Metal 推奨」になったのはこの布石だったのかもしれない。
画像処理を重視するなら、GPU を低レベルから操作できる Metal の方が処理速度の点で有利になることが予想される。現状では、OpenGL の Ver3, 4 の方が Metal より速いようであるが、コードが熟成すれば Metal の方が速くなりそうだ。
業務用途で凝った3Dキャラをストレスなく動かすには、ここまで必要なのかもしれない。ちょっとした画像処理でここまでの必要性があるのか判断しかねるが、アップルからしてみれば「業務用の高負荷のかかる映像処理は、Metal 対応のソフトで MacPro を使いなさいよ」ということなのだろう。
こういった明確なメッセージは、アップルらしいなあと思える。
HorliX は、AppStore から撤退を余儀なくされたわけだが、やはりというべきか、直接問い合わせ・カスタマイズが増えるようになってきた。
先日、某医療系団体からこんな問い合わせがあった。一部掲載。
メールにてもうちょっと詳細な技術的な回答をおこなったが、ここでも軽く解説しておくと…
シネマティックレンダリング→おそらく無理です。シネマティックレンダリングは、確か、複数の光源を設置し、その反射光をかなりのレベルまで計算させないと(有名メーカーがおこなっているようなレベルの)奇麗な画像は得られないと思います。現行のアルゴリズムを少々いじった程度ではでは難しい。
・・・と言ってたんですが、M1 + Metal のパフォーマンスがかなりのもので、シネマティックレンダリングまではいかなくても、かなりの画像が得られそうです。
試しに椎骨のポリゴンモデルを単一照明で3D描画させたんですが、リアルタイムで上のような画像が得られました。ちなみに私は Metal は初心者ですし、3DCGの lighting に関してもそんなに詳しくないので、そんなに凝った手法は使えないのですが、その割にけっこう綺麗な画像ではないでしょうか。
動画はこちらからどうぞ。
(ボクセルなどの)独自計算アノテーション→領域が確定したボクセルを数え上げるのは、さほど難しくない。問題は、数え上げたい領域をセグメントすることで、プラグイン作成の難易度は、領域を確定させるアルゴリズムによると思う。可能なものであれば前向きに取り組みたい。
こういう質疑応答はなんかいいですね。
ただ、基本的には従来版の HorliX のソースコードは公開しているわけだし、基本的にはプラグインの類は自分で作成してほしいと考えています。
理工系のトレーニングを受けていない医療関係者はしょうがないと思います。が、臨床工学技士や診療放射線技師など医療職でも技術よりの方はその素養がある程度あるわけですから、勉強だと思って取り組んでほしいなあと思います。
HorliX MacAppStore 版では、sandbox 機能が強制的にオンになっているため、データなどが特殊領域(しばしばコンテナ領域といわれる)に書き込まれています。
具体的には、以下にありますので、AppStore 版から移行される際には、この HorliX Data を『書類』などに移動させてデータ移行させてください。
HorliX の機能のうち小規模診療所などで喜ばれることの多い機能に Web Server 機能がある。(元々は OsiriX の機能だが)
これはネットワーク上で HorliX をウェブサーバーとして使い、他端末のブラウザでサーバーの画像を閲覧できるようにするという機能だ。さすがに3次元構成像やシリーズものは無理だが、ちょっとしたレントゲン像なら iPad などでチェックすることができる。Windows 機なら weasis が立ち上がる。
設定はいたって簡単。
設定(preference)画面で Web Server を押下。
すると、設定ダイアログが出てくるので、Activate the built-in Web Server にチェックを入れ、IP アドレスとポート番号を適切に設定する。
これで、サーバーが立ち上がる(リスタートすればより確実)。
サーバーが立ち上がった状態で、例えば iPad のブラウザで上記のアドレスにアクセスする(この場合なら http://192.168.100.108:3333 )。
すると…
とポータル画面が出現する。あとは、閲覧したい画像を検索画面を使って選んでいく。
胸部レントゲン程度なら、こんな感じで表示されます。
簡易なものですが、これで、施設内 LAN に繋がっている iPad などから HorliX データベースの画像が閲覧できるようになります。
集計の方法が今ひとつわからないのですが、HorliX、MacAppStore のメディカル部門でトップをとったようです。
アプリ全体でも5位と検討。
あ、でも、Mac 自体の販売台数が iPhone あたりに比べると圧倒的に少ないってのと HorliX 自体の販売価格が安いってのがあって、これでも余裕で赤字です(笑)。
! 現在は直接配信に切り替えています。