HorliX カスタマイズ案件

HorliX は、AppStore から撤退を余儀なくされたわけだが、やはりというべきか、直接問い合わせ・カスタマイズが増えるようになってきた。
先日、某医療系団体からこんな問い合わせがあった。一部掲載。


メールにてもうちょっと詳細な技術的な回答をおこなったが、ここでも軽く解説しておくと…

シネマティックレンダリング→おそらく無理です。シネマティックレンダリングは、確か、複数の光源を設置し、その反射光をかなりのレベルまで計算させないと(有名メーカーがおこなっているようなレベルの)奇麗な画像は得られないと思います。現行のアルゴリズムを少々いじった程度ではでは難しい。

(ボクセルなどの)独自計算アノテーション→領域が確定したボクセルを数え上げるのは、さほど難しくない。問題は、数え上げたい領域をセグメントすることで、プラグイン作成の難易度は、領域を確定させるアルゴリズムによると思う。可能なものであれば前向きに取り組みたい。

こういう質疑応答はなんかいいですね。

HorliX sandbox 版からのデータ移行

HorliX MacAppStore 版では、sandbox 機能が強制的にオンになっているため、データなどが特殊領域(しばしばコンテナ領域といわれる)に書き込まれています。
具体的には、以下にありますので、AppStore 版から移行される際には、この HorliX Data を『書類』などに移動させてデータ移行させてください。

HorliX Mac AppStore 版配信停止、しばらくは直接お申し込みください

HorliX は、以前は、Mac AppStore からも配信していたのですが、AppStore のポリシー変更で配布ができなくなってしまいました。
今後は、弊社 PHAZOR Market で配信する予定です。
ダウンロードサイトが稼働するまではコンタクトページより直接お申し込みください。

MacAppStore 版は sandbox 機能が ON になっていましたが、院内利用の際に使いにくいため、今後は sandbox 機能 OFF で提供いたします。

なお、価格は 19800〜 円とさせていただきます。
特別にカスタマイズを入れなければ、これで十分使えるかと思います。

 

Web Server 機能 -iPad の場合-

HorliX の機能のうち小規模診療所などで喜ばれることの多い機能に Web Server 機能がある。(元々は OsiriX の機能だが)
これはネットワーク上で HorliX をウェブサーバーとして使い、他端末のブラウザでサーバーの画像を閲覧できるようにするという機能だ。さすがに3次元構成像やシリーズものは無理だが、ちょっとしたレントゲン像なら iPad などでチェックすることができる。Windows 機なら weasis が立ち上がる。
設定はいたって簡単。
設定(preference)画面で Web Server を押下。
すると、設定ダイアログが出てくるので、Activate the built-in Web Server にチェックを入れ、IP アドレスとポート番号を適切に設定する。

これで、サーバーが立ち上がる(リスタートすればより確実)。

サーバーが立ち上がった状態で、例えば iPad のブラウザで上記のアドレスにアクセスする(この場合なら http://192.168.100.108:3333 )。
すると…

とポータル画面が出現する。あとは、閲覧したい画像を検索画面を使って選んでいく。

胸部レントゲン程度なら、こんな感じで表示されます。

簡易なものですが、これで、施設内 LAN に繋がっている iPad などから HorliX データベースの画像が閲覧できるようになります。

3D プリンターの医療への応用 -冠動脈を3Dプリント-

まだ、HorliX とは直接関係ないのですが、「医療画像の 3D プリントを…ごにょごにょ…」と言われる機会が多くなってきたので、試みにある臓器を 3D プリントしてみました。
今回、試したのは、心臓を栄養する血管、冠動脈(coronary artery)です。
心臓自体は絶えず拍動しているわけですから、常に酸素・栄養の供給を受ける必要があります。左室から出た血液は大動脈に駆出され、各臓器に運ばれますが、その起始部のバルサルバ洞という部位から冠動脈は直接分岐します。
なお、この血管が狭くなったり、痙攣したり…で血流量が減った病態が狭心症です。血栓などで詰まった場合、そこから先の血流が途絶えるわけですから、心筋が壊死します。これが心筋梗塞です。また、冠動脈にプラークなどが形成され、ゆっくり(=慢性的に)狭小化が進み、ついには完全に閉塞した状態を、慢性完全閉塞といいます。こうなると治療はなかなか大変。

実体3次元モデル作製当初は、アイキャッチ画像のように一部(この場合は右冠動脈)が脱落したのですが、だんだんコツが掴めてきて、最終的には、冠動脈を脱落させることなく造形させることができました。


予算の関係で、かなり安い3Dプリンターと材料を使ったのですが、意外に使えるかなという印象です。

院内設置には sandbox off 版の方が便利かもしれません

HorliX は当初 Mac AppStore のみで配信していたのですが、カスタマイズも含めて、現場での設置作業の要望なども何件かいただいております。

先日、以前から現場設定作業の依頼のあったクローバー Pet Clinic 様にお伺いしました。

今後の拡張性なども考慮し、HorliX sandbox off 版をMac mini にインストール、院内 LAN に参加させ、コニカミノルタ製 CR からの画像の取得を試みました。

LAN の設定に若干時間取られましたが、数時間で所定の作業を終わらせ、写真のように問題なく動作することを確認しました。

アイコンもカスタマイズ。クローバーを図案化したものですね。シンプルですが、飽きのこない良いデザインだと思います。


欲を言えば、CR 付属のソフト(ネットワーク機能はない)とは別に HorliX に画像を受け渡す仕組みを作り込めればよかったのですが、さすがにこちらの方は時間的にきびしかったです。

動物病院にお伺いするのは、初めてのことで、貴重な体験をさせていただきました。

また、設定作業をするにあたって、製品情報に関してコニカミノルタ様から一部情報の開示を受けました。

関係者のみなさま、ご協力に感謝いたします。

カスタマイズや現地作業などを希望される方はこちらからお願いします。

 

 

HoroXaust2018問題 〜ロゼッタの呪い〜

HoroXaust2018 問題というのがあるらしい。
http://www.osirix.jp/ 
で、提案されていた。
 
要するにバージョンアップもせず古い一部の OsiriX を使っていると突如プログラムが起動しない or クラッシュする、ということらしい。
 
でも、問題の特定はできているようで
「問題が起きるのは32ビット版で、OSS V5.8ソースコードあたりまでを使用しているもの」であり「起動後に http://www.osirix-viewer.com を見に行きバージョンチェックを行い、リリースから 5 年経過しているものは、起動させない or クラッシュさせる
ということらしい。
ご丁寧にも Horos や HorliX もその可能性があると言及されていたようだが、当方の見解としては、Horos はほぼ間違いなくこうはならない、HorliX は 100% こうなることはありえない、というもの。
確かに OsiriX lite/Horos/HorliX のソースコードは似たような部分も多いが、少なくとも HorliX はソースの 32 ビットに入っていく部分(32 ビットコード)は一切使ってない。使っていたら(32 ビットコードが含まれていたら)、AppStore から配信させるためのアップルの審査(Apple Review という)は通らない。
Horos はつい最近までユニバーサルバイナリを使って、32 ビットコードを使っていたが、現在はかなり改善されている。
起動直後のサーバとの通信だが、そもそも HorliX はそんな動作はしていない。バージョンチェックなどして、いちいち最新版へのアップデートを促すのが面倒だったからだ。バージョンアップするかしないかはユーザーが自由に決めればいいことではないか。
Horos は起動直後、サーバと通信しているようだが、それは OsiriX 関係のサーバではなく、horosproject.org のサーバだ。
ソフトのバージョンアップを促すコードは実装されているが、クラッシュさせるようなコードは確認できなかった。
さらに HorliX では、サンドボックス化がなされているため、指定以外のサーバと通信させることができない。サンドボックス化しないと AppleReview に通らないのだ。
指定するとしても、なんでわざわざ http://www.osirix-viewer.com (OsiriX のサーバ)にする必要があるんだろう。
OS X のサンドボックスは強力で、URL の指定をちょっと間違えただけでも、ソフトと通信できなくなる。HorliX のプラグインのインストールで不具合が出たのもこのせいだ(次期バージョンで修正予定)。
 
でも、これはソフト本体がクラッシュする程度だからよいけど、ロゼッタ(アントニー=OsiriX の作者)が本当に呪いをかけるなら、データベース OsiriX Data を削除するくらいのことはできたはずだ。そしておそらくは、もっとひどいことも。
でも、彼はそうしなかった。
なんだかんだ言われる人ではあるけれど、医師としての良識はある人だと思う。
 

でも、これ、取り扱い業者、クレームの嵐だったでしょうね。収束したみたいですが。→ 他の業者さんに聞いた話では、全然収束してないみたいですね。動物病院などにはけっこうな数が納入されているらしく、対応が間に合ってないとか。どう収拾つけるんでしょうかね。

 

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【祝!】MacAppStore メディカル部門1位【全体でも5位】

集計の方法が今ひとつわからないのですが、HorliX、MacAppStore のメディカル部門でトップをとったようです。

アプリ全体でも5位と検討。

あ、でも、Mac 自体の販売台数が iPhone あたりに比べると圧倒的に少ないってのと HorliX 自体の販売価格が安いってのがあって、これでも余裕で赤字です(笑)。

 

HorliX を MacAppStore で!

 

【重要】HorliX プラグインインストールの不具合について【告知】

先ほどユーザー様からメールがきて気がつきましたが、現行の HorliX だとプラグインのインストールができません。
これは、HorliX を MacAppStore に上げた際、プラグインを置いてあるサイトの URL を指定し忘れたためです。サイトにアクセスはしますが OS X のサンドボックスに阻まれ、インストールができないはずです。

解決策は、プラグインを入れた Plugins フォルダを「手動で」

ユーザ/(ユーザーアカウント名)/ライブラリ/Containers/info.phazor.horlix/Data/Library/Application
Support/HorliX/

以下に配置すればプラグインが使えるようになります。

JPEGtoDICOM.horlixplugin を同胞した Plugins.zip をご用意させていただきましたので、必要あればダウンロード後、解凍してお使いください。

Plugins.zip

 

開発環境だとサイトからダウンロードするのでなく、プラグインを直接フォルダに放り込むため、この現象に気がつきませんでした。

ユーザーの皆様には大変ご迷惑をおかけしました。
心からお詫び申し上げます。

HorliX 開発チーム一同

【参考】
JPEGtoDICOM を使うと .jpg ファイルや .png ファイルを dicom ファイル化して HorliX に取り込むことができます。


トプコン様からお借りしました。元画像は、https://www.topcon.co.jp/eyecare/products/diagnostic/oct/3DOCT-1_Maestro_J.html にあります。


Si(111) 7×7 STM 観察像。

 

曖昧な日本のユーザー

以前に杉本医師の立ち位置がよくわからない、みたいなことを書いたのだが、やはり「ユーザー」という扱いのようだ。


でも、以前に「アンバサダー」みたいな紹介のされ方をしているのを見かけたことがあるので、まったく無関係ではないと思う。

少なくとも OsiriX MD 本体の開発には関わっていないということだと思う。


他方で、外国人「ユーザー」は、HorliX vs Horos vs OsiriX に関してかなりはっきりとした議論をしているのであった。

欧米の方々って本当にこういうの好きですよね (^^;)

正直いって Horos をフォークした直後などは、OsiriX MD ははるか彼方で、比較するのもおこがましいと思っていた。
製品比較が成り立つくらいには成長したんだなあという感慨ひとしお。
でも、やはり OsiriX MD は機能豊富ですね。メッシュ切るソフトと連携とはやるなあ。

でも HorliX も64ビットアプリ、基本機能はけっこういいですよ、処理よっては OsiriX MD より速い(と言ってくれるユーザーさんもいる)とか。
とちょっと宣伝。

まあ、今後は方向性が違ってくると思うので(搭載機能が変わってくると思います)、ダイレクトな「比較」は成り立ちにくくなってくると思いますが。

 

HorliX を MacAppStore で!