ECT Q & A + α

Q1 ECTの適応は?
A1 薬剤抵抗性のうつや統合失調症など。疼痛性障害にも効果があるとがんばっているグループもあるが、当方は経験なし。

Q2 必ずよくなるのか?
A2 うつだと8割程度の人がよくなるといわれている。

このあとよくでてくる質問は、「効かなかった場合、どうするのか?」というものだ。もちろん効かない場合もある。しかし、効かないケースはそもそもECTの適応ではなかったという場合が多い。
例えば、うつの場合、薬剤に反応しない人が2〜3割いるといわれている。この人たちが全員ECTにまわるとしたら、100人に4〜6人は効かない計算になる。実感としても納得できる数値だ。
問題はこの「効かない」うつの人たちが、きれいなうつ、いわゆる内因性のうつや適応障害がこじれたようなうつかといえば、ほとんどの場合違う。具体的には、神経症性のうつだったり、ベンゾジアゼピン系薬剤の離脱症状を本人がうつだと強く主張していたり、というケースだ。
どうしてこのようなことがおこってしまうのか?
現在のうつの診断基準が操作主義であるため、神経症性のうつも人格障害に付随してでてくるうつも内因性のうつもひっくるめて「うつ」と一括りにされてしまっているからだ。今は消えてしまった診断名であるがゆえエビデンスを示しようがないのだが、ECTの事情通の間では「神経症性のうつにECTは逆効果」という認識はあると思う。
そういった人にECTをかけても効きようがないではないかというのが私の推論だ。

 

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