さらば XPS13 ! でも、SSD は救うよ(1)

以前から何度か書いているが、windows 系のノートパソは、一時期は Dell の XPS13 を愛用していた。

バッテリーパックが膨れ上がる、筐体に歪みが出る、といったよくある症状の他に本格的に電源が入りにくくなってきたため、廃棄処分することにした。

とは言っても大事なデータはまだパソ上に残っている。

ここが Dell パソのいいところだと思うのだが、最初から分解・廃棄しやすいつくりになっている。今回の場合であれば、データが蓄積されている SSD を外部に取り出して何らかの形で使えるようにすればいいわけだが、筐体の分解の仕方が公開されているし、これから書くように SSD の取り出しはかなり楽だ。

本体をひっくり返す。

隅などに配置しているネジをはずす。ロゴヒンジの中にもネジ止めされているので、これも忘れず取り外す。
私の場合は、既にバッテリーは取り外してあったので、裏蓋をガバッと取り外すと、すぐにファンなどの各種パーツが露出する。

赤枠に囲った部分が SSD 。意外に小さいでしょ?

この取り外しがこれまた楽なんだな。

コネクタの逆側についているネジをはずすと SSD が浮き上がる。あとは本体をコネクタから抜けばいい。

これだけ。

基盤にベタ付けされていたら、こんなに簡単にはいかない。

 

このSSDを再利用するのが次の目標。

 

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続くよ

 

OpenBSD で GCC が廃止・Clang/LLVM に移行

タイトルの通り、とうとう OpenBSD 6.6 で、GCC が廃止・LLVM/Clang に移行になったようです。

OpenBSD 6.6登場、GCCの廃止とLLVM Clangへの移行進む

はっきりいって地味なネタ。実際、普通にパソコン使っている限りにおいては、何の影響もでないでしょう。

ちょっと関係するとすれば、Mac ユーザー(の中でも開発よりの人)。

ご存知のように OS X (MacOS)は、BSD(というUnix OS)の上に Cocoa というレイヤーを被せたかっこうになっている。
もともとアップルは Clang/LLVM 推しで、Objective-C(++) においては、.m と .mm (++ では拡張子はこちら) コードを Clang →LLVM という流れでビルドする。
なお、Objective-C(++) は C(++) の上位互換とされており、通常の C(++) の文法でコードを書いてもコンパイルはできる。
だから、実務的には、ソースが C(++) だったとしても拡張子を m や mm にしておいた方がいい

Clang がフロントエンドでソースコードの解析を担当し、LLVM(元は Low Level Virtual Machine の略。今は何の略でもないとされていいる)がバックエンドとなり、最終的な機械語コードを吐き出す。
また、LLVM は Virtual Machine から連想されるように Java と同様、特定のマシンから独立した中間コードをまず生成し、次にそれを各々のマシン向けの機械語に変換するという仕組みになっている。

話が逸れた。

世界が Mac だけで完結しているのなら Clnag/LLVM でもいいのだが、デスクトップPCのシェアは MS Windows の方が上で、Windows 向けに書かれた C++プログラムを Mac 上で動かしたいということはよくある。そのような場合、困ったことがおこることがある。
GCC や Windows C コンパイラにはある機能が、実際には Clang/LLVM にないことが度々あるからだ。
そのような場合は、GNU の GCC の使用を余儀なくされるわけだが、今後はその点でさらに使いにくくなるかもってことです。

【参考】Mac で技巧2を使う

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手帳型スマフォケース・スマフォケース付手帳

なぜかギャラクシーシリーズ第三弾。

結局、ギャラクシーは透明なケース・透明なフィルムで保護、というシンプルな構成におちついたわけだが、手帳型スマフォケースも便利かな?と思ったこともある。ちょっとしたメモか何かしたいときは、そちらの方がいい。ただ、鞄の中に入れておくならいいが、手ぶらで外出したいときなどにこれだとカサんでしまう。
先日、書店に立ち寄ったとき、ここら辺の問題を解決してくれるのでは?と思えるグッズに出会った。
私は、手帳は聖書サイズのシステム手帳を使っているが↓、

これ用の透明ポケットリーフが存在した。

そのままギャラクシーを放り込んでみる。


ぴったりというわけではないが、オサまりはいい。
以降、長期出張で半日くらいスマフォに触らなくていいときは、この状態で運搬している。
けっこう便利。

 

小林慎治のマージ強要[OpenOcean]

なんだ、これは!

なんで期間限定とわざわざ断っているプロジェクトにのこのこ現れて、プルリクエストのマージ要求してんの?

これって強要でしょ、まずいんじゃないの。

(追記)この件は、忘れていたのだが、逆ギレしたのか、彼(マージ強要した人。小林慎治)は「OpenOcean は GPL 違反」している主旨の中傷記事を公開した。
この件があったせいか、非公開になっていたはずなんだが、再度、公開にしたらしい。これは反論せねば。

小林慎治氏の OpenOcean に関する事実誤認

OpenOcean が GPL 違反?

など参照。

(追記)OpenOcean 復活、ですか?
全然あると思います。

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【悲報】Galaxy S9 充電コネクタ逝きました【交換】

重宝していた Galaxy S9 であるが、当たったタマが悪かったためか使用不能になり、交換してもらった。

具体的に言うと、USB-C を挿しても何にも反応しない、つまり充電できない状態になってしまった。悪いことに、この不具合に気がついたのが、電池残量 18 %の時点。充電できないわけだから、この残量を使い切ってしまうとこのスマフォはただの黒い平べったいオブジェと化してしまう(いわゆる「文鎮」)。また、カメラアプリも起動はするものの黒い画像が表示されるのみだ。その他の機能もどんどん正常動作しなくなっていった。電源ボタンの反応も悪く、かろうじて指紋認証だけは生きていたので、これでアンドロイドを立ち上げて急いでサポートに連絡した。

が、このサポートの対応が最悪に近く、だらだらと「相談」しているうちにとうとう電池残量はゼロになり、データの移行も間に合わなくなった。データの中には、某交通系アプリにチャージした電子マネーも含まれている。痛い。

工業製品である以上、不良品の混入はしょうがないと思う。

でも、この際、au サポートと私とで「不良品」に関して見解の相違があり(はっきり言うとサポートは「不良品」と最後まで認めなかった。私のミスが原因で立ち上がらなくなったことにしたかったらしい。自発的に交換機送らなかった。アホか)、それが原因で交換プログラムの発動が遅れたし、結果的にデータの移行もできなくなった。

結局、監督省庁である総務省に間に入ってもらった。同様の件でお困りの方がいるかもしれないので、書いておくと、相談窓口は、関東の場合、

総務省関東総合通信局

である。
この類のおざなりないわゆる「お役所対応」とは違い、かなり現実的に動いてくれたので、今回はこれで救われそうです。

まあ、よかった。

 

(追記)ショップの方も抗議してくれたおかげで、この件は本社預かり。さすが、本社社員は即座に状況を理解してくれて、対応に関して謝罪、速やかに交換機を発送してくれました。また「交換」扱いではあるが、「文鎮」はデータ復旧のために私の手元に置いておいてかまわないということになりました。まあ、コネクタなどバラした金属片送りつけられても向こうも困ると思うけど。
でも、これでも私の方が損しているんですよね。データ復旧も必ずしも成功するとは限らないし。(→結局、社員さん気を利かしてポイント付与という形で一種の「補填」をしてくれました)

電波は公共財なので、それ取り扱っている会社が、こういう対応をするのはまずいと思う。少なくとももうちょっとマシなサポート体制を敷くべきでしょう。

 

(追記)この記事を某アップルのユーザーグループに流したところ、管理人の 川重光弘 という人が「管理人を煽ったから」とかいう訳のわからない理由で私の方が退会処分になった。解せぬ。
たぶん、これ、川重光弘という人(一面識もない。広島在住のようだが)が、不具合が見つかった後でも、しつこく「新型コロナ接触確認アプリ cocoa をインストールしましょう」と会員を煽っていたのを、私が軽く咎めたからだと思う。
この川重って人、開発に関してはまったく詳しくないらしく、オープンソースの概念や GitHub でどんな議論が行われているか、私にしてはかなり丁寧に助言したつもりだったのだが、まるっきり理解できていないようだった。
本人も何度も訂正いれていたが、間違った記載は消えることはなく私も最後には匙を投げた。
気になってタイムラインもチェックしたが、COVID-19 関連の情報を流していた。やはり、というべきかここもポイント外した感じの解釈してた。おそらくだが、その言動から医療系の資格は一つも持ってないと思う。
一般の人が COVID-19 に興味を持ってもらうのは悪いことではないが、誤った情報を流すのは医療関係者にとって迷惑でしかない。
地獄への道は善意で敷き詰められているというではないか。
自分が扱いきれない事柄を人前で語るのはまあいいとしても(それでも見識のある人は普通はやらないことだが)、間違っていたら謙虚な態度を取って欲しいと思う。
ましてや、医療系の情報なのだから。

(追記)この話題を出したとき、やたら「データ管理は自己責任」というのにこだわる人がいた。こういう人は製造物責任法の理念をわかってないと思う。
情報機器を個人で運用している場合、「データ管理は自己責任」というのは一般的にも受け入れられていることで原則正しいと思うのだが(それでも法人間契約になるとデータに関する免責契約はない方が多いくらいだと思うが)、上の事例はハードの初期不良に起因する電子マネーの取り出し不能というのが本質的な問題点で、製造物責任法の理念を考慮すると(微妙なところではあるのだが)損害賠償請求できるくらいの案件だ。だから、担当社員は「補填」という形で事をおさめたのではないかと思う。
私も現実的にはこれくらいの解決案が妥当だと思う。
なお、当事者間で合意ができている事柄に、「それは違う!」と言ってくる輩もいたことにも少々驚いた。

(追記)この手の facebook 内グループの運営の悪さが目につくようになったので、
android /iPhone ユーザー友の会
apple 信者ではないが apple 製品を愛用している人たちの集い
というのを急遽作成しました。しばらく、自動承認。
いわゆる宗教的な感じのアップル信者が入ってくると、取り扱い面倒くさいのでそういった人でなければ、welcome !。

 

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Galaxy S9 に機種変

以前に iPhone から乗り換えた AQUOS のコンパクト機も3年目に突入。画面の端の方のタッチレスポンスも悪くなってきたので機種変更を試みた。

 

検討機種

iPhone X か galaxy S9。
ネット上で調べると iPhone, android のハイエンド機を比較するとこの2機種になるらしい。

ネットだけではあてにならないので店頭に出向く。

 

shop にて

両者を手に持って比較。

スマフォの大画面化もひと段落し、コンパクト機好きの私でも両者とも許容範囲。並べると見た目的には、iPhone X の方が小さく感じるが、そこはエッジディスプレイの長所、持ってみると galaxy S9 の方がしっくりくる。

店員さんに料金などを相談。

店員「iPhone X の 256G は本体だけで 15 万くらい…」

私「galaxy S9 でお願いします」

最後は料金で決まった (^^;)

店員さんは中国の方で、中国でのスマフォ事情なども雑談。

 

galaxy S9  -first impression-

S8 時代にあったコーラルブルーにしたかったのだが、S9 では廃止されたらしくライラックパープルにした。

あの独特の青がいいと思うのだが、ないものはしょうがない。

壁紙はグラデーションがかかった単色青にした。やはりエッジディスプレイにはこの色が似合う。

指紋・虹彩なども登録。初期設定を進めるうちに虹彩認証が使いやすいことに気がついていく。デメリットとしては虹彩認証使いすぎてパスワードを忘れちゃうことでしょうか。なお、再起動時にパスワード認証を求められるので、普段使わないからといって、あまりに凝ったパスワード設定すると入力が間に合わなくなるので注意しましょう。

その他、PowerAmp や toNote など必要なアプリをインストール。

付属されていた TPU の本体カバーは十分使えるレベル。購入してからしばらくたったが、今でも使っている。

保護フィルム

画面の保護フィルムを amazon で購入したのだが、こちらは見事に失敗。

もう見た目からしてフィルムじゃないとわかる(笑)。
実体は、「エッジディスプレイ用に局面加工が施されたプラスチック製の透明板。」厚い。確か 0.3mm 。
届いて開封した瞬間に嫌な予感しかしなかったのだが、実際に貼り付けても予想通り。こんだけ厚さあるので、当然のようにタッチの反応が鈍くなった。何のために機種変したのかわからない。

さらに、ウリの一つである「曲面にぴったりフィット」も一晩で端の方からベキベキと剥がれ始めた。やっぱり…orz

新しいスマフォで舞い上がっていたんでしょうね。
普段だったら絶対しないようなチョイスやらかしました。

保護フィルムは、「操作の邪魔しないような薄さのもので水張りが効くタイプ」が一番ではないかと思います。

 

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医療情報システム略語

ある程度実用的な医療情報システムを組むとき、電子カルテ・PACS だけではダメで、オーダリングシステムその他諸々が必要になってくる。英略語が多く出てくるので、忘れないようにメモ。

MWM…Modality Worklist Manager。モダリティワークリスト管理。予約管理システム・オーダリングシステムから受診者の情報を取得し、各種装置(CT や MRI)に通知する。小規模医療機関であれば、この機能を電子カルテに入れ込んだほうが便利かもしれない。

RIS…Radiology Information System。放射線科情報システム。放射線検査依頼管理・レポートの作成など。これも小規模医療機関ならばDICOM Viewer/PACS に入れ込んだ方が使いやすいと思う。

HIS…Hospital Information System。病院情報システム。電子カルテはもちろん PACS ・オーダリングシステムなどをまとめてこういうらしい。


医療関係のシステムは、統合化の流れはある程度あり、現在(2019年下半期)は IHE の枠組みが主流になってきたかなあという感じです。
IHE に関しては、

DICOM とは?

あたりでも触れてます。

(追記)ところでこの手の「アルファベット3文字略語」を使用する場合は、時と場合を考えたい。
同じ医学畑でも、精神科領域で RIS といえば、それは RISperidon (向精神薬。商品名:リスパダール)指すからだ。

 

 

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Dell XPS 13 の弱点・HP Spectre x360 の魅力

Dell XPS 13

私はちょっとしたことであれば、XPS 13 というノートパソで諸々の用事をすませて重宝しているのだが、この XPS 13 、長期使用すると弱点が見えてくる。

 

フレームにガタがくる

北米系の youtuber がよく報告している。

水平が出ていない机の上などで長期使用しているとそれに応じて筐体のフレームが歪む。

機能的には問題ないのでいいといえばいいのだが、以降、使用にあたって強度的な不安を覚えるようになる。

やはり、アルミ削り出し+カーボンファイバー張り合わせ、という合わせ技が響いたか。こういう体験をすると Mac 系ノートのアルミ削り出し一体成型の筐体としての優秀さが納得できるようになる。

 

電源はオンなのに画面は真っ暗、キー入力などを受け付けなくなる

使用期間が1年を過ぎたあたりからこの現象が出るようになった。

前面にあるインジケーターも橙色に点滅し、不安を覚えたが、これには解消方法がある。

電源ボタンを長時間(15 秒以上)押して再起動をかける

と何事もなかったかのように立ち上がる。数秒ではダメで15秒以上というのがコツでしょうか。

 

ただ、だからといって XPS 13 がダメダメかというとそんなことはなく、ディスプレイの美しさやフットプリントの小ささなど、他のノートに負けない強みがある。発表からしばらく経ちましたが、いまだに普段使いにちょうど良い機種だと思います。

基本的に win 系ノートは数年で買い換えるものだと考えておいた方がいいのではと思います。

実際、XPS13 は、分解・修理しやすい設計になっていて、SSD の換装などはよく記事化されてます。

使用済みの XPS13 から、SSD のみ取り出して外付け SSD として使う方法を
 さらば XPS13! でも SSD は救うよ 1
 さらば XPS13! でも SSD は救うよ 2
として書きましたので、よかったらどうぞ。

 

HP Spectre x360

次に買い換えるとすれば、もう一回 XPS 13 でもいいのだが、流石に芸がない。

HP の Spectre x360 が候補でしょうか。XPS 13 の弱点だった筐体強度も十分にありそうだし、何よりデザインが美しい。プログラミングにも使うようなら、4K ディスプレイは必要になってくるので、パフォーマンスモデルの一択になりますかね。

色は当然アッシュブラック。 これはかっこいい。

★使用後レビュー

実際に使ってみた感想だが、XPS13 とは直接比較対象にはならないような気がしてきた。

まず、フットプリントが XPS13 より若干大きい。Mac に例えるなら、MacBookPro 13 とほぼ同サイズだ。XPS13 の方が手軽に持ち運べる。

だが、筐体の剛性感はこちらの方が遥かにありそう。

だから、外出時にしっかり使うなんて場合は、Spectre の方が向いてそうだ。

タッチパッドはもうちょっと改善の余地があるでしょうか。



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