ある程度実用的な医療情報システムを組むとき、電子カルテ・PACS だけではダメで、オーダリングシステムその他諸々が必要になってくる。英略語が多く出てくるので、忘れないようにメモ。
MWM…Modality Worklist Manager。モダリティワークリスト管理。予約管理システム・オーダリングシステムから受診者の情報を取得し、各種装置(CT や MRI)に通知する。小規模医療機関であれば、この機能を電子カルテに入れ込んだほうが便利かもしれない。
RIS…Radiology Information System。放射線科情報システム。放射線検査依頼管理・レポートの作成など。これも小規模医療機関ならばDICOM Viewer/PACS に入れ込んだ方が使いやすいと思う。
HIS…Hospital Information System。病院情報システム。電子カルテはもちろん PACS ・オーダリングシステムなどをまとめてこういうらしい。
医療関係のシステムは、統合化の流れはある程度あり、現在(2019年下半期)は IHE の枠組みが主流になってきたかなあという感じです。
IHE に関しては、
あたりでも触れてます。
(追記)ところでこの手の「アルファベット3文字略語」を使用する場合は、時と場合を考えたい。
同じ医学畑でも、精神科領域で RIS といえば、それは RISperidon (向精神薬。商品名:リスパダール)指すからだ。
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