2026 初夏
暦の上では「初夏」の明確な規定はないんだそうな。概ね 5月上旬〜6月上旬のことを指すらしい。
その頃に取り組んでいたことなど。
PaxViewer
勤めている病院で医療システムを導入することになった。事務系統の職員に伝わりにくいのが画像系統で、PACS なんて概念からして初回ではまず伝わらない。
デモするのが有効だと考え、PACS と連動するブラウザ型の DICOM Viewer を作成した。
それきりになるのも惜しいと思い、簡易 PACS 機能も付属して独立したアプリにした。
これが PaxViewer。
今では v1.0.4 になっている。

なお、そのときに作成したスライド。

OceanMini v1.1.6
OceanMini にかねてから要望が出ていた ollama のモデル選択機能を実装して v1.1.6 としてリリースした。

他には、RC(Release Candidate:リリース候補版) 時代にも入れていた PACS 連携機能も PACS Link としてコントロールパネルのアイテムに固定化した。
ただし、RC の頃と仕様が変わっているのでご注意を。
OpenDolphinNext
結局、失敗に終わったので流そうかと思っていたのだが、やはり書こう。
この件はもやっとすることが多かったのだ。
助言や PR がなかったことにされている
あまり恩着せがましいことを言うつもりはないが、このレベルから助言しているんですけどね。
彼にとっては、こういった基礎的な事項よりスクールや A 先生の教えの方が大事なようだ。
一時期、README に記載されていたわれわれに対する謝辞も今ではいっさい削除されている。

なんにせよ、OSS の古き良き慣習とは流儀がかなり異なりますね。
開発者の主張とコードの機能が食い違う
例えば、るま氏自身は「従来の dolphin とのデータの互換性は考慮してない」とあちこちで主張しているのだが、実際のコードはそうなっていない。
確かにモデルファイルが規定するデータ構造は、従来の dolphin のそれとは異なっており、データ互換性はない。
だが、中断したリポジトリのコードをチェックすればわかるが、データを投入することも可能な構成になっている。
「動くアプリを完成させる」という目標を優先させるなら、まずはそのアプリで生成されたデータだけを考えればよく、データインポートの機能などは後回しにするはずだ。深く詮索はしないが、表向きの主張とは裏腹に別の意図があったように思う。
もやっとすることが多かった、と書いたのは、こういった言動の積み重ねによる。
ライセンスに対する独特のこだわり
多くの人が唖然としたのだが、dolphin 2.7 系は GPLv2 だと主張していた点だ。(→その後、本人は訂正)
一般的にも GPLv3 と認識されており、なんで?と言わざるを得ない。
一時期、ネット上の増田茂医師(ただし、現在では SNS 各種アカウントで自分が医師だとは名乗ってもいない)が GPLv2 を主張していて、そのため『増田茂=皆川和史』説が囁かれもしたが、あれに似ている。
皆川和史氏に感化されたんだろうか?
OceanMini CMake Version オープンソース化
OceanMini の CMake Version のソースコードの一部を GitHub で公開した。
以前から、OceanMini には Windows 版や Linux 版もあるといっていたのは、これのことだ。
CMake なので、Win や Linux でもビルドできるという理屈です。
UI を除いて機能的にはオリジナルの MacOS 版とほとんど遜色ないレベルまで実装が進んでいる。
ただし、公開にあたっては、コードのほんのサワリだけにした。
教育用というわけではないが「アプリってこうやって作るものなんですよ」という雰囲気を残したかったからだ。
教育用といってもウェブサーバに関しては、Crow を使っているので、オリジナルよりも性能はいいくらい。
公開はしたし今後もその予定だが、ノイズがうるさくなったら公開は中止します。気を使ってまでオープンソースしたくはないので。
GPL V3 号
X のこの投稿が個人的には面白かった。
サイズの異なるバージョンもあるとのことで、ブログ向きの横長バージョンをお借りした。

OpenOcean/Dolphin GPL 2026
2025 後半に OpenOcean/Dolphin の著作権表示に関する記事をいくつか書いた。
OpenDolphin/Ocean ソースコード利用指針
その目的は、間違いだらけの AI まとめ対策のほかにソースコードを利用するための指針を示すという意図もあった。
最近では、@MedRecMate さん(丸口勇人先生?)が dolphin のソースコードを OpenDolphinNext で再利用している。
LICENSE の改竄はなかなか気がつきにくいところだ。
Copyright (C) 2001-2011 Kazushi Minagawa. Digital Globe, Inc.
825 Sylk BLDG., 1-Yamashita-Cho, Naka-Ku, Kanagawa-Ken, Yokohama-City, JAPAN.This program is free software; you can redistribute it and/or modify it under the terms of the
GNU General Public License as published by the Free Software Foundation; either version 2
of the License, or (at your option) any later version.This program is distributed in the hope that it will be useful, but WITHOUT ANY WARRANTY;
without even the implied warranty of MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR
PURPOSE. See the GNU General Public License for more details.You should have received a copy of the GNU General Public License along with this program;
if not, write to the Free Software Foundation, Inc., 59 Temple Place, Suite 330, Boston, MA
02111-1307 USA.(R)OpenDolphin version 2.2, Copyright (C) 2001-2011 Kazushi Minagawa, Digital Globe, Inc.
(R)OpenDolphin comes with ABSOLUTELY NO WARRANTY; for details see the GNU General
Public License, version 2 (GPLv2) This is free software, and you are welcome to redistribute
it under certain conditions; see the GPLv2 for details.
なんて記載を見たら、普通の人は v2.2 の更新し忘れだと思うのではないだろうか?(この時点でのバージョンは 2.7.1)
実際は、皆川和史が以下のように 2.4 から不自然な巻き戻し的な修正を行なった結果である。

リポジトリの最終更新は 2018 で、この時点での運営元は LSC なのだから、これは皆川和史による意図的な改竄と見るのが普通で、現行の間違った記述は捨てて、LSC が fork 元であることを示すような修正が必要になってくる。
X 上でも意見交換を行なったが、今のところ、本格的に利用する際には「メドレーに確認をとった方がいいだろう」というような結論になっている。
一般には
v2.2 系・・利用しない方がいい
v2.7 系・・利用してもいいが、LICENSE 文書が改竄されていることは意識しておくこと
v2.7m 系・・手前味噌だが、推奨
だろう。
Google AI overview
ポンコツすぎる。
OpenOcean/Dolphin のライセンス周りの説明がハルシネーション出まくり。
ダメな点を挙げていく。
・皆川和史による LICENSE 文書の改竄に気がついていない
(上記参照)
・OpenDolphin は皆川和史の個人著作物という前提に立っている
少なくとも 2.7 系ではあり得ない。
・OpenOcean のオープンソースとしての利用許諾は終了している、という意味不明な主張をしている
していない。むしろ LSC はコードの利用を奨励していた。ただし、LSC dolphin 及び派生ソフトに関しては、LSC の意向で 2018 年末には GPL ライセンスは実質的に廃止されている。この事象と小林の個人的意見を取り違えている。
怪文書は当時から怪文書扱いで、あの記事の是正勧告(MOSS は法的な機関でもなんでもないのでこの言葉を使うこと自体が不適当)に従っているプロジェクトは一つもなかった。
猪股弘明
参考
『OpenOcean/Dolphin GPL LICENSE に基づくソースコード利用の指針』
パクらせてもらいました(笑)
OpenDolphinNext に関する記載は消えたりしているようですが、ANN2b 氏の言うように「AI のみで dolphin を復活させた」というストーリーは無理があるように思います。というのは、私が、データ構造に関して助言し、PR なども送ってマージされているから。

確かに PostgreSQL の保存形式としては違う(CLOB → JSONB)のですが、言わんとしていることは一緒です。
なお、彼は、私の PR が無効になっていると主張しているが、無効になっているのは、従来の dolphin 2.7系とのデータ互換性を担保している部分です。だから、(現時点 -2026年4月- ではアプリ自体が未完成だが)完成したとしても従来の 2.7 系 dolphin とはデータ互換性はまったくありません。この点には注意が必要でしょう。
『電子カルテ自作派 2022-2025』
OpenDolphinNext への軽めの言及あり。
『電子カルテ自作派 2025』
OpenDolphinNext への言及あり。
なお、「るま」という人からのコメントありますが、この人の取り扱いに当方チームは少々困りつつあります。
SNS などでは一応「医師」とは名乗っていますが、上記記事のコメント欄にもあるように、ズバリ「あなたは XX 医師なのですか?」と聞いても答えてないからです。(その後、コメントのやり取りで「医師です」と答えたこともありましたが、一般的なプロフィールではそうは名乗っておらず、これでは確認が取れているとは言えないでしょう)
SNS 上での「医師」は、A 実際に医師、B 医師が運用を誰かに代行している、C 偽医師などのパターンがあり、特定が困難です。
dolphin 絡みでは、過去に B, C パターンが頻発し、コミュニティが混乱をきたしたという経緯があります。別に業者さんが絡んでいてもいいとは思いますが、当方チームが公開していたコードや各種情報を使ってこっそり商用に供していたという業者は過去にいました。あまりうるさいことを言うつもりはありませんが、あからさまな著作権法違反をやられるのは気分のいいものではありません。
権利を主張するのであれば、出自や主張の根拠をもう少し、すっきりさせて欲しいなと思います。
OpenDolphin について
OpenDolphin を Window 7 上にインストールしてみた。
まだ設定など検討の余地はありますが、なんとか ORCA との通信はできているようです。
ちなみに ORCA は Ubuntu 上の 4.7 です。ちょっと Dolphin 側のコードに手を入れてます。
(追記)この記事書いた当時(2013 年頃ですか、けっこう昔ですね)と OpenDolphin を取り巻く状況が変わってきたため、修正。
「上記スクリーンショットは、増田内科 増田茂氏の OpenDolphin-2.3.8m を手順書に従ってインストールしたものです。」
と以前に書いてました。
これは事実なんですが(ただし、和歌山の増田内科は既に閉院しているようです。今は高槻病院所属?でしょうか)、同氏(確か循環器内科の医師)から”私の著作物をあたかも自分で作り上げたかのように振る舞う不届き者”という(今から思うと)意味不明なクレームをつけられて、そうしただけです。
意味不明、というのは、どうやら彼は、自身のプロダクト 2.3m が、私の 2.7 系のカスタマイズプロダクト 2.7m のベースになっていると誤認していたようなんですね。
彼の最初のクレームは、私の 2.7m GitHub リポジトリのイシューに書き込んでいたし、その後の言動から考えて、そう思い込んでいたようです。
当時、相談にのっていただいた某組織からも「先生、よく我慢して大人の対応しましたね」と変な褒め方されました。
ただし、この件に関してはさすがに厚労省・保健所ともに許さなかったようで、当局主体で迅速に処理していただきました。
もちろん、独自カスタマイズしているわけだから、「私の著作物」という言い方は完全には間違いではないんでしょうが、細かいことをいうと、私もさらにカスタマイズ入れ始めた頃であり、上記スクリーンショットが完全に OpenDolphin-2.3.8m と同一かというと違います。いわゆる増田ファクトは、電子カルテの要件である『保存性』を担保する機能や『真正性』を担保するカルテ記載内容の抽出ツールが提供されておらず、これは危ないと思い、独自にファイルバックアップシステムの実装・データ移行ツールの作成をしていたところでした。

「手を入れて」とあるのは、このことを指しています。
その後、データ移行がうまくいき始めたため、ソフトのベースもいわゆる本家(2.5 系、その後の 2.7 系)に戻してます。「カスタマイズのカスタマイズ」より「オリジナルのカスタマイズ」の方がなにかと安心ですから。
おそらくこういった「導入は増田ファクトで(当時としては、確かによくできた導入環境でした。ただし、導入手順書にしてももっぱら windows 前提の手続き的なもので、Mac OSX へのインストールなどはまったく触れられていませんでした。
また、院内 SE などを抱えて自力導入している施設では、セキュリティ的な観点から当然ですが本家版を Linux にインストールして運用しており、あくまで IT 素人の開業医が初めて電子カルテの導入する際にはまあまあ「よくできた導入環境でした」という意味です。
その後、本家版の windows へのデプロイ方法が知られるようになり、原則 windows でしか動かない増田ファクトをあえて導入する意義はさらに減じたと思われます)。ある程度、様子がわかってきたら、さらにカスタマイズ。その後は、独自路線を突き進むなり本家に戻るなりして開発を継続」といったパターンは多かったと思います。オープンソースの本来の意義からすれば、割合、自然なことだと思うのですが。
それはともかく opendolphin 自体を「私の著作物」といってしまったり、本来、商標に成りえない「m」という表記に対して排他的独占権を主張したり、誰が書いても同じような言い回しになる定型文に著作権を主張したりするのは、ちょっとどうかと思います。
(追記2)メドレーへの事業譲渡がなされた 2020 年以降は、増田茂を開発者とみなす人はいなくなったように思います。
X アカウントも自分が医師であるとは名のらなくなり、似顔絵から烏賊アイコンに変わってます。
「医師がつくった」という宣伝用の虚構的存在だったようです。
今から見るとかなり胡散臭いプロジェクトだったのですが、法的に見ても
・医師法違反
・著作権法違反(dcm4che のソースコードがなんのクレジットも無しに使われてた)
はほぼほぼ確定でしょう。
(追記3)「私の著作物をあたかも自分で作り上げたかのように振る舞う不届き者」といったような発言から、増田茂=皆川和史(か、それに近い人)という類推をする人も多いようです。
最近、言われるようになったのは、LSC との吸収合併が現実になったので、皆川和史が、自分の権利を維持するために、外部にそれらしい人物をでっち上げた説でしょうか。
単なる部分的なソースコード提供者(これとて PR の類は一切ない自己申告ですが)に過ぎない増田が「私の著作物」というのは明らかに言い過ぎです。
私たちの解釈では、v2.5.0 以降は
dolphin project での基本設計 + LSC の調整
が技術的なバックボーンで、彼らがいうほどの貢献はなかったと見ています。
最近になると、かなり高名な先生もドルフィンプロジェクトの運営自体に関して疑念を表明しており、彼らの主張を額面通り受け取れない状況になってきている。
(参考)『いるかの住む闇』や『「いるか」の都市伝説は本当だったか?』『開いたイルカ再び』などをご参照ください。
特に後者の「そもそも GPL を適用すること自体が、けっこう無理筋なプロジェクト」だったのではないかという指摘は、日を追うごとに説得力が増していっているように思える。
GitHub リポジトリでのプルリク・コードレビューがほぼない、なんて話を聞くとこれは一体なんだったんだろうという気持ちになる。
例えば、公的な立場でドルフィンプロジェクトを支援した当局もこの観点からプロジェクト自体の検証を開始している(ただし、かなり前のプロジェクトであるから、いわゆる不正告発制度の本調査に入るかどうかは微妙。だが、まったく放置しておくにはいかないという状況になってしまったということだと思う)。
また FSF(Free Software Foundatioon)も下記の事情があることから、「判断が難しい」としながらも「純然たるGPLとは言えない」と一定の評価をくだした。
今では広く認識されていることだが、「本家」と称される LSC 版には、かなり以前のバージョンからオラクルのサンプルコードがそのまま流用されているし、2.3m 時代の増田ファクトには dcm4che (という PACS サーバ)のコードが含まれていた。
他者の作成したコードを再利用すること自体は、オープンソースの特性ゆえ問題ないのだが、問題となるのは、以前のLSCがこれらの事実を伏せて特定のソースコード提供者のみを優遇していたことや、増田さんに至ってはよくわからない理由(私がライセンス違反なんだそうだ)でソースコードの一般公開をやめてしまっていることだ。
彼らの解釈(ソースコードを提供したものはすべてクレジットされなければならない云々みたいなやつ)からしたら、GPL 違反をしているのは増田さんなんだけどね。
なお、当方は、こういう面倒な問題を「いちいち気にする」のが嫌なので、ソースコード自体を一般公開するという方針を取っている。
実際、その後、当のドルフィンのソースコード上で、それまで開発者とされていた皆川・増田・松村以外のソースコード提供者の署名が複数確認されており、現在では(特に事業譲渡がなされた 2020 以降、彼らを「開発者」として認定している人はそう多くないようです)
そういう経緯もあってか、以前の商用版の開発元であった LSC (ただし、現在は運営権などもメドレーに移管)も「商用版とオープンソース版は基本的には別物と考えてほしい。他組織での独自カスタマイズはむしろ奨励している」というふうに方針を変えた(これは確認を取った、というか LSC の方がわざわざ会いにきてくれた。そして以前の運営方針で(私のみならず)関与した方にかなりの迷惑をかけたことを謝罪してくれた。メドレーの担当者の方も全くこの件に関しては関与していないにも関わらずご丁寧にも迷惑をかけたことを遺憾に思う旨のご連絡をいただいた)。
このプロジェクトのオープンソースの妥当性は、もうかなり疑わしいのだが、このプロジェクトをオープンソースの理想の実現とみたい人たち、例えば、和歌山の増田茂氏や京都大の小林慎治氏(現在は国立保健医療科学院)や皆川和史氏などはそうは考えていないようだ。理想論はもちろんあってもいいが、どういうわけかこの手の人たちは、いまだに事実を捻じ曲げて解釈している。
今となっては、OpenDolphin の商用版は、全身の e-Dolphin プロジェクトに大きく依存していることがわかっている。『OpenDolphin -wiki風解説-』で詳しく説明されているが、ソースコードのそこかしこに e-Dolphin 時代に関与したと思われる開発者の名前が散見される。その多くは基本設計の根幹に関わる部分だ。
また、開発元の LSC → メドレー移管(譲渡)で、それまで開発者と広報されてきた人たちの著作権は軒並み消滅している。
これらの事実を踏まえると、当時の商用開発元が、e-Dolphin 時代に開発されたソースコードを行政の後押しの下(著作権の表記権ごと)買い取り、この事実を隠蔽して「オープンソースの電子カルテ」に仕立て上げた、というシナリオが浮かび上がってくる。多分に推測も含むが、そう大きくは間違っていないと思う。
話が逸れたが、彼らの主張の明らかに間違いの一つに、私の OpenDolphin-2.7m が LSC 版の直接のフォークではなく、増田内科版のフォークだと主張していたことがある。経緯から思い込みで言ったのだと思うが、いくらなんでもこれはひどい。ちなみに 2.7m が世間での評判をとる以前、増田茂はどこかで「増田ファクトと 2.7m は関係ない」と言っていたそうだから、主張に一貫性もない。
ちゃんとソースを追っていけばわかるように、上述のように 2.7m は、LSC 版の直接フォーク、どちらかといえばファイルバックアップ機能とバグフィックスに重きを置いたフォークになっている。
OpenDolphin には直接タッチしていない小林が勘違いするのはわからないでもないが(→ただ、現所属機関の医療保健学院は私ほど甘くはなく、事実誤認に基づくネット上での表現などは国家公務員法違反疑いにあたるとして厳重注意処分)、基本設計をしたと自称していた皆川が間違うのはまったく理解できない。また、皆川はどこかで「MIT ライセンスにしておけばよかった」とのたまわったそうだが、これは無理な話だ。いくつかのサンプルコードは GPL でライセンスされているので、それを勝手に MIT ライセンスに変えることはできない。
また、この時期には増田茂医師は既に自身の OpenDolphin はソースコードを「一般」公開しておらず(なお、この行為は上記の理由もあって GPL 違反の可能性が指摘されている)、私がフォークなぞできるはずもないのだ。なんで、論理的に間違ったことを主張するのかわからない(ついでで言っておくと dolphin とは直接関係はないのだが、増田茂は医療広告規制ガイドラインで厚労省から行政指導を、和歌山保健所から患者保護の観点から厳重注意を受けている)。
なお、国費を投じられ、一時期とはいえそれなりに普及したプロジェクトであることから、現在の状況は理想的とはとても思えず、関係者で今後の方針などを模索しているところです。特に、商用プロダクツとして提供しているベンダーは、関心は高いようで、軽い打ち合わせ程度の内容だが、いくつかのベンダーさんから連絡をいただいてます。
(追記2)メドレーに開発元が移って状況はさらに変わりました。
メドレー自体が「OpenDolphin は GPL に従う必要はない」とかなりはっきり言うようになった。
増田さんの取り扱いに至っては(はっきりと言ったわけではないですが)「契約上、著作権者として取り扱っていただけ」のようです。
それまでにも
医学部しか出ておらず(=プログラミングの系統だったトレーニングを受けていない)、かつ、それまで学術的な業績がほぼゼロ(=研究・開発の経験なし)の医師が突然 Java でプロ級のコードを書くのは不可能に近い
というようなことを言う人は多かったですね。
どういう契約だったのか知る由もないですが、実態としては当人が言うほどには関与はしていなかったんでしょうね。
確かに GitHub 上でもコードを提供した痕跡はほとんど残されていませんね。
猪股弘明(医師:精神科医:精神保健指定医)
OpenDolphin-2.7m, HorliX 開発者
なお、本家 OpenDolphin 2.7.0.b とその私の改良版 OpenDolphin-2.7m の windows10 へのインストール方法は、こちらで。
Mac OSX など Unix 系 OS への導入は、
『OpenDolphin-2.7(m)を Mac OSX へインストールする』
などを参考にしてください。
上で触れた機能(ファイルバックアップ機能)は OpenDolphin-2.7m を経て OpenOcean に引き継がれています。OpenOcean のインストール(ビルド・デプロイ)方法は
『OpenOcean を Windows 10 にインストールする』
をご参照ください。
なお、説明する際の簡便性から、ファイルバックアップシステムを実装した後に、データ移行ツールを作成したと言っているが、実際は、違う。
ちょうどこの逆だ。
データ移行ツールの副産物として、ロジックをやや簡略化したファイルバックアップシステムをドルフィン本体に実装した、というのが本当のところ。
データ移行ツール自体は、OpenDolphin HTML/PDF Viewer を経て DolphORCA プロジェクトを構成する基礎技術の一つとして使われている。
→ OpenOcean は、
・上述のような背景があること
・以前から「全面書き直し」してほしいという要望があったこと
などから、現在は公開を停止。基本的な設計コンセプトを検討しているところです(余談ですが、これには近年のスクリプト系言語のウェブフレームワークの成長も背後にあります。「Java と JavaScript の立場が逆転した」みたいな表現がなされています。とある会社は PHP で書き直したいそうです)。
例えば、ファイルバックアップシステムの延長線上にあると思うのですが、カルテデータの2次利用を強く意識した構成にしてはどうか?というような要望が出ています。
いきなり高度な診断支援は無理だと思いますが、カルテ記載内容の統計処理・テキストマイニングなどは興味深い試みだと思います。
→ 結局、OpenOcean も DolphORCA に吸収された。
DolphORCA は、データベースレベルでもカルテ記載内容はテキストとして取り扱っているので、データの2次利用はしやすいはずだ。
また、3-tier クラサバ構成を採用したので、例えば、問診内容の取り込みはフロントエンドサーバーを介して構成しやすいはずだし、AI によるデータの解釈などはバックエンドサーバーと情報をやり取りすることで実現しやすいと思う。
→結局、OceanMini という電子カルテを作成・公開。
成長著しい LLM と直接連携できるような構成にしてます。
2023年現在では OpenDolphin は実務に供することはそう多くないと思いますが、医療情報系の各種会合などではいまだに話題になるし、その歴史的意義みたいなことに関してはまだうまく評価されていないという印象を個人的には持っています。
私自身、公的な席ではなるべく根拠をあげて(文献・ソースコードを参照するなど)、正確な説明をするよう心がけています。
が、その一方で、商用利用時の宣伝を鵜呑みにして、なんの検証もせずに、現在ではほぼ誤りと考えられている情報を発信する人がいます。
そのため、というわけではないのですが、動画なども作成しています。
『標準型電子カルテ・OpenDolphin・増田ファクトなど』
参考
『OpenDolphin と電子カルテの3要件とメドレー』
電子カルテは満たすべき三つの条件がありますが、初学者にはわかりにくいため OpenDolphin と絡めてどうやったらこの条件をクリアできるか?を意識して書いた記事。ネット上ではかなり参照されているようです。
『オープンソースと知財権に関するちょっと小難しい話』
前期 LSC が競合に商標に関する異議申し立てを行った結果の解説記事。
結果的には LSC の訴えは完全に退けられてます。
『OpenDolphin -wiki 風解説-』
現在では、OpenDolphin に関する網羅的な解説がもっとも充実している記事。
『OpenDolphin -wiki 風解説 beta-』
上記記事がネット上でかなり参照されるようになってきたため、推測めいた記載がしにくくなった。もうちょっと気楽に推測や感想などを記載するために派生した記事。
『横から見た OpenDolphin-2.7m』
諸々の事情から「増田茂は実際にはコーディングしていなかったのではないか? それまでのソースの @author(コーディング時の署名)の書き換え、業者作成コードの自分名義での発表だったのではないか」と言われるようになってきました。その根拠を挙げています。
この真偽は置いておいても、少なくとも(個人的には)「X(twitter)アカウント @masudanaika は、システムクラフト杉原利彦氏との共同利用」だったと思っています。
『@masudanaika による個人情報流出ツィート』
上述の「増田茂は医療広告規制ガイドラインで厚労省から行政指導を、和歌山保健所から患者保護の観点から厳重注意を受けている」の件をまとめてみました。
『dolphin-dev/OpenDolphin-2.3m』
かつては OpenDolphin-2.3m は LSC の直接管理であったことから、masudanaika の中の人の一人は OpenDolphin Lab の人だったのではないか?と推測しています。
個人的にはあるかなと思います。
『オープンソースはパクリの温床』
なかなか刺激的なタイトルだが、確かにそういう傾向はある。
記事内でもでているが、Next さんですか・・・これがまあなんと言っていいやら。「開発者」という二つ名がかかっていると人が変わることってあるんです。
『バイブコーディングで電子カルテはできまぁす!』
ふざけているように見えて、レビューは丁寧にやっている。
これを非難と受け取るとなると・・・という感じだ。

