PHORLIX -003-

実用的かと言われると、ちょっと疑問なのだが、とりあえずアプリとしての体はなしてきたので、PHORLIX のベータ版を差し替え。

外見上は、Volume Rendering 機能や About… ページ、2Dビューアのスライダーなどが追加されたことに気がつくと思うが、内部ロジック的にもあちこちに手を入れている。

 

PHORLIX -002-

GW の空き時間を使って、進めるところは進めてしまおうといくつか機能追加。

JPEG2000 & JPEG-LS 対応

JPEG2000, JPEG-LS で符号化されたデータも表示できるようにした。

ロジックのミス(データの受け渡しで根本的に考え違いしてた)で描画が極端に遅くなってしまったが、ここはそのうち大幅に手を入れる予定。(→ある程度、改良。まだ、改善の余地があるが、そこまで遅くはなくなった)

ちなみに、最初は、「あれ、JPEG2000 の展開アルゴリズムってこんなに時間かかるっけ?」とか「配列ばんばん使ったのでメモリーリークかな?」とピントが外れたことを考えていたが、デバッグ時の

が目に入ってきて、勘違いに気がついた。
(メモリーの消費はそれほどでもなく、CPU の稼働率が異常に高いのでこれはメモリーリークではない)

思い込みって怖いねー。

・ダイコムディレクトリ

・3次元描画

あたりが次の目標。

シリーズやスタディなど複数ファイルから構成されている場合

メモ。

シリーズやスタディなど複数ファイルから構成されている場合をどうするか?

規格的には DICOMDIR というのがあるのだが、最近は見かけない。

無視して、ファイル内容から類推して、データベースに格納するか。
シリーズなどに isVolumic などのプロパティを追加する必要がある。

(続く)

 

 

 

PHORLIX

以前から、諸々の理由で、「機会があったら、OsiriX とは別系統のビューアーを作成してみたい」と思っていたのだが、空いた時間を利用してコーディングしてたら、プロトタイプができてしまった。

機能的には、CR の画像が表示できる程度で、これ以外の機能はないに等しいのだが、基本設計的にはそれなりの水準にあるのではないかと思う。

諸々の理由とは書いたが、具体的には以下のような事情があったせいだ。
(先日、ML に流した内容を転載)

私が、OsiriX (直接には Horos ですが)のカスタマイズに着手したのは 2018 からです。
当初はあれだけ機能豊富なアプリのソースコードが公開されて、それほど手間要らずで
ビルド可能、微修正も容易、ということで圧倒されていました。

しかし、現在の視点からみると

・グラフィックのほとんどすべてが OpenGL に依存しており、MacOS が本格的に
Metal に移行した場合は、使えなくなる

・他人の書いたコードは、読むのが大変。修正入れる場合は、さらに労力が要る。

・Objective-C のプロジェクトとみた場合、書き方が古く、ところどころに迂遠なところが散見される

といった問題点があります。

βテスト

かなり気が早いのだが、βテストも開始した。