gifted -ギフティッド-

gifted は近年、持ち上げられる風潮にある。最近だと、NHKでも取り上げられていた。

知られざる天才 ”ギフテッド”の素顔

だが、ここで紹介されている人のなかにはいわゆる自閉症スペクトラム症の方がけっこういるような…。

児童思春期の病棟などでは IQ=130 くらいはけっこういる。(たいてい動作性IQが130を超えていても、言語性がね、ううむ)
では、そういった人が大成するかといえば必ずしもそんなことはなく、けっこうネックになるのは好奇心の対象が限定されてしまうこと。
例えば、ゲームに興味があるという患者さんはけっこういるが、「ゲームをつくるのは興味があるかな?」と誘導しようとしてもけっこう抵抗を示す。
社会的な評価を得るためには、自分の好奇心の対象がその分野のなかでどのような意味を持つか、より一般的な性質を持っているか、といった新規性や進歩性、有用性に関する検証は自分でおこなわければならない。そういったことを自覚して自分の能力をコントロールしながら知的な活動をおこなっていくのは、別の努力が必要なのだと思う。

 

猪股弘明(精神科医)

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