OpenOcean/Dolphin のライセンスの特に著作権表記について。
OpenDolphin というのは e-Dolphin(開発期間 2001-2002) を起源に持つ GPL でライセンスされたオープンソースの電子カルテのことだ。
OpenDolphin は Digital Globe、LSC(Life Sciences Computing 2013-2020) と開発元が変わり、最終的に 2020 年に LSC から メドレー(Medley) に事業譲渡がなされ、著作権などは全てメドレーに移管された。
実際、商用版の著作権表示も (C) Medley で統一され、なんの問題もないのだが、オープンソース版は少々事情が異なる。
dolphin-dev のリポジトリの最終更新日は 2018/10/23 と事業譲渡の前のため、著作権表示はほほ全てが LSC のままだからだ。
私の 2.7m は LSC 運営時代の v2.7.0 の forkのため LSC の著作権表記を残しておけばそれでよかったのだが、これから利用する人はここが悩ましいところだ。
GitHub リポジトリの著作権表記は LSC だが、実際の権利はメドレーが保有しているからだ。
ソースコードを利用する際には、念のため、メドレーに連絡は取った方がいいのかもしれない。
問題はもう一箇所ある。
「著作権表示はほほ全てが LSC のまま」と書いたが、一箇所だけ異なるところがある。
それは LICENSE 文書内の (C) 表記だ。
以下のように
Copyright (C) 2001-2011 Kazushi Minagawa. Digital Globe, Inc.
となっている。

2011 とあるから、一見すると、2011 からの更新し忘れのファイルのように思える。
が、真相はそうではない。
確認のためにコミット履歴を追うと、これが 2015/8/8 にmbot-dev(皆川和史)の手によって変更されていたものだということがわかる。

変更前の表記は、当たり前だが、
(C) 2001-2014 OpenDolphin Lab., Life Sciences Computing, Corp.
と概ね妥当なものだ。
LSC 時代の 2015 年にもはや存在していない Digital Globe の名前を出すことから考えて、これは明確な意志を持った改竄だろう。
私たちが OpenOcean を公開した際には、LSC が言うには「この表記は適切ではないから、管理主体として運営元がわかるように表示してほしい」ということだった。
この点もメドレーに相談しておいた方がいいと思う。
OpenDolphin-2.7m 開発者,
OpenOcean メイン開発者
猪股弘明


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