ゲーム療法

昔、将棋 AI さらには機械学習まで手を出したくて、古典的な手法でリバーシのプログラムを書いたことがある。

Reversi -AI の基本-

よかったら遊んでみてください。クッソ弱いですが。

なお、うつ病の回復過程で単純なゲームをやると効果的な場合があって、それはたぶん、頭脳に適度な負荷をかけてちょっとした達成感を味わうのが集中力を取り戻すのに適しているからでしょう。密かに『ゲーム療法』と呼んでいましたw
他には『コミック療法』 だとか『安っぽい歌謡曲聴きまくり療法』というのもありますが、それは機会があったらおいおい。

 

2019-2020 メンクリ外来

2019

ちょっと以前から、東京は五反田駅前にある『五反田駅前メンタルクリニック』というところで

水曜日 午後 3:30 〜 8:00

で外来を持っています。

ピンチヒッターがそのまま毎打席バッターボックスに立っているみたいな感じなんですが、4月くらいまではオープンしておきますので、よろしかったらぜひお立ち寄りください
→こちらはクローズ。現在、都心部のメンタルクリニックの運営は大変ですね。家賃などの固定費は高い、競合は多い、その割に診療報酬は据え置き。

正直、運営もギスギスしているので、しばらくは勘弁。

 

2020

というわけで、2020年は、横浜市郊外の某メンタルクリニックで外来を持ってます。

 

猪股弘明(精神科:精神保健指定医)

 

【Watch】米国では使えるが日本では使えないメディカル・アプリ3選【iPhone】

日本では心電図アプリが使えないということで Apple Watch が話題になった。iPhone アプリを含めると、当局承認の問題で、他にも米国では使えるが日本では使えないアプリはけっこうある。

 

今回は、3つほど選んで紹介。 まず、パーキンソン病のモニタリングアプリ。

iPhone アプリのみだが、watchOS には振せんやジスキネジアといったパーキンソンの代表的な症状を検知する機能が既に実装されているため、Apple Watch 向けアプリ、およびそれと連動する iPhone アプリなどがリリースされるのは時間の問題と思われます。

 

次は、自閉症のスクリーニング用の iPhone アプリ。

ただ、この分野は日本では保健師さんたちが保健所の検診などで頑張っていると思います。(けっこう拾えている印象)

 

最後は、てんかんの記録アプリ。これはぐりぐりの watch アプリのようですね。

さすがに脳波までは拾えないと思うので、信頼性はなんとも評価しにくいですが、興味深い試みだと思います。

 

 いずれにしても、日本では真似できないような産学連携っぷりですね (^^;)

疫学研究で次世代プラットフォームになりそうな本格派感がそこはかとなく出ているような気がします。


猪股弘明(精神保健指定医)

そうだ、猫に会いにいこう

実質、『猫のいる病院』の続編。

最近、忙しくなったのもしょうがないかあと思っていたのだが、先日、ベッドにどすんと腰を下ろした瞬間に大量の鼻出血。
私の場合、諸々の疲れがたまるとこうなる。
さすがにやばいと思った私は、猫をモフりに某病院に向かうのであった。

(元)ボス猫は顔つきも精悍。白黒は舎弟感出てる(笑)。
↓ ふみふみしている様子も動画におさめてみました。

なお、猫がいるこの病院は、隔離・拘束患者はほとんどいない。正直、楽だ。
必然、拘束患者は目立つので病歴などをチェックする。ある患者さん(知的障害)の黄紙(医療保護入院をさせるとき指定医が記載する黄色の所定の用紙)を読むと…

200x. x 月、家族に対する暴力が止まらず、都立松沢病院医療保護入院(初回)。

って僕が松沢病院在籍時に、病院のどこかにいた患者さんじゃん。
その後も何回か入院しているので、ひょっとすると僕が担当してたかもだね。

黄紙によれば、松沢をめでたく卒業された後は、郊外の病院で社会復帰に向けた治療が継続。数年前より、遂に自宅への帰還を果たしたそうだ。
今回は、作業所で軽い威嚇行為があったそうだが、どちらかといえば、スタッフにかまってほしい故のアピール的行為のようだ。猫にたとえていうなら「甘噛み」みたいなもんだろうか。
今回も周囲のスタッフを休ませるための変則的な休息入院的意味合いが強い。
松沢初回入院時に100キロ近くあった体重(当然DM持ち)も、70キロ程度に落ちDMの薬は現在不要になっていた。空腹感にも耐えられるようになったんだ。えらいな。
夜間の他患への干渉防止目的で胴抑制だが、それを受ける姿にも強く抵抗する様子はみられない。

君は、この10年よくがんばったね

と少し嬉しくなりながら、心の中で思うのであった。
衝動的な暴力により強制入院させるしかなかった患者が10年かけて地域に戻る。どちらかといえば地味な症例かもしれない。
でも、私には、これが近代日本精神医療のささやかな勝利のように思えるのだ。

猪股弘明(精神保健指定医)

 

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