ECT・rTMS等検討委員会

これまで ECT や TMS に関してあれこれ述べてましたが、一介の精神科医師の個人的見解という立ち位置でした。
が、学会発表したり論文書いたりしたのが認められたのか、今年の夏から日本精神神経学会というところの ECT・rTMS等検討委員会委員を務めさせていただくことになりました。
実際、某所で委員会にも出席しています。
容易に想像つくかと思いますが
・メーカーサポートの切れたサイン波ECT装置をどうするか?
・なかなか保険収載にならない TMS をどうするか?
が主に話し合われてます。
かなり著名な先生方の集まりですので、私に貢献できることはあるのかと心配していましたが、そこは聡明な先生方の配慮というのでしょうか、私の実務経験や工学系の知識を生かした形で使ってもらってます。
立ち位置は変わりましたが、今後も責務を果たすようがんばります。

猪股弘明(松沢病院精神科)

ハードの終わり、ソフトの始まり

最近、取り組んでいたのはオンライン請求の接続方法は何が良いか?という問題。

現在、医療機関が支払い基金にレセプトをオンラインで請求する場合には、以下の3つのやり方がある。

1. IP-VPN方式

2. IPsec+IKE方式

3. ISDN方式

このうち3. は今となっては一般的でないので、実際にはほとんどの場合、 2. か 3. かの二択になる。

どちらも一長一短があるのだが、今回の新規案件では 2. IPsec+IKE方式を採った。

この接続方式のメリットの一つに「回線を選ばない」というのがあるのだが、試しに WiMax 回線でつないでみた。結果、

receiptonlinewimax.jpg

つながりました

実際にこの環境で稼動させることはまずないでしょうが、複数の環境で接続可能だというのは何か安心ですね。

(参考)『Re: RCA でのオンライン請求について

 

 

猪股弘明(精神科:精神保健指定医)

 

案件引き渡し

ここでもちらちら書いていたが、新規開業案件がいいところにいって先日発注主に無事引き渡しとなった。

途中、基礎工事系の業者のコントロールに苦労して遅れ気味であったが、内装やIT整備のラウンドにはいってからぐいぐい加速がついて、終わってみれば、保健所一発通し・厚生局一発通しで予定より一か月早い引き渡しとなった。

感想や言いたいことはやまほどあるが、それは別の機会にでも。

苦労はあったけど、充実した日々でした。

plant00.jpg

 

猪股弘明(PHAZOR 合同会社)

自閉症の『高密度集中治療』

ちょっと古い記事だが、こういうアプローチもあるのかなと関心。

 自閉症の子供たちの半数が社会生活ができるまでに改善するとして注目される「高密度集中治療」の効果を脳科学の視点で検証する研究が始まった。脳でどういう変化が起きているかを調べ、効率的な治療や教育に役立てる。

 自閉症は、言葉が遅れ、対人的なコミュニケーションが上手にとれない広範な発達障害。脳の障害が原因と考えられている。

 高密度集中治療は、5歳以前の子供を対象に、〈1〉いすに座らせる〈2〉物とそれを表す言葉を一致させる〈3〉お絵かきや工作をする〈4〉言語をまねる〈5〉行動を言い表す――など、様々な課題(刺激)を簡単なことから次第に難度を上げながら与える治療、教育プログラム。1人に対して、専門家がチームを組んで、週30〜40時間、集中的な治療を続けるのが特徴。課題に対して正しく反応できた場合には、みんなで最大限にほめるなど、正しくできなかった場合と差を付けて、子供のやる気を高める。

 米カリフォルニア大のロバス教授が1987年、19人の自閉症の子供を2年間治療して9人が通常学級に通えるまで症状が改善したと発表して注目された。

 日本でも、上智大元教授で、NPO「教育臨床研究機構」理事長の中野良顯(よしあき)さんらがこの治療に取り組んでいる。数年間、治療を受け、今、通常学級に通う小学校3年生男児の母親は、「最初の3、4か月の劇的な変化にびっくりした。多少自閉症的な傾向は残るが、ここまで将来の可能性が開けるとは思わなかった」と喜ぶ。

 ただ、この治療は手間と時間がかかることもあって、あまり普及していない。国内では治療や行動の修正より、自閉症の特徴を周囲が良く理解して、受け入れることに、力点を置いた取り組みが主流だ。

 今回の研究は、北澤茂・順天堂大教授(神経生理学)と中野・元教授らが中心になり、治療を受ける3、4歳の自閉症の子供の行動を、専門医が数か月おきにチェックして、効果を客観的に評価するとともに、赤外線に近い光を使って脳機能の変化を調べる。

 また、家族が中心になって治療する試みも始め、専門家の治療と効果を比較して、家庭でも手軽に実践できるか、検証する。

 北澤教授は、「自閉症の治療はいくつかあるが、科学的な証拠が十分とは言えない面があった。脳科学の成果を生かし、治療時間の短縮、手法の改善など、よりよい自閉症の治療法開発につなげたい」と話している。(長谷川聖治)

(2007年1月31日 読売新聞)

 

小児精神に興味を持つ医療者ならば、目に留まる記事だ。
しかし、いったい誰が音頭をとってやってる研究なんだ? NPO?
それはともかく自閉症やアスペルガーの知見が蓄積されていくのはけっこうなことなのだが、逆に現場で困るのは、「大人」のADHDやアスペルガー障害が事後的に見出されてしまうことだろう。

 

猪股弘明(精神科医)

VMware で ORCA

ノートPC (Win8) に VMware Player をインストール。ゲストOS に Ubuntu 12.04 を入れ、ORCA 4.7 を導入してみた。(なお、ORCA というのは日本医師会が開発しているレセコンソフトで、OpenDolphin は ORCA と連動して動作する)

vm_orca_ultrabook.jpg

これなら、出先でも ORCA をちょっと触わることぐらいはできる。

本当は、Open Dolphin とも通信させて開発環境も構築したかったのだが、これは上手くいかず。(VMnet1 や VMnet8 などいじったんだが、駄目でした・・・)

以前に造った自作電子カルテもどきで通信させたところ、あっさり成功。

vm_orca_openocean.JPG

受付情報など取得できました。

単純な http プロトコルだと上手くいく?

(追加)ブリッジ接続は問題なく接続。

vm_orca_od.JPG