UKEファイル OverView

この前のオンラインレセプト請求で問題が発生した。

公費の受給者番号が確定せず、月遅れ処理にしていたのだが、その分がエラーになってしまうという。
どこかで誤操作をやっていることが疑われたが、できれば今月中に請求したい。

結局、テキストエディターで エラー分のUKEファイルをつくってしまった。社保の支払基金のサイトでフォーマットが公開されているのだが、記述が細かすぎてわかりにくい。ざっくりと解説しよう。

(全体構造)


IR,,,,,,,,(医療機関の情報),,,,,,

RE,1,,,,(患者さんの情報),,,,,,,,,,
HO,,,,,(保険情報),,,,,,,,

KO,,,,,(公費の情報),,,,, ←(公費を使う場合必要)

SY,,,,,,,(傷病名),,,,,,,,

SI,,,,,,,,,(診療行為),,,,,,,

CO,,,,,,,,,(コメント文),,,,,,

RE,2,,,,(患者さんの情報),,,,,,,,,,

(以下、繰り返し)

GO,(保険者への件数),(合計保険点数),99

である。

基本的にはORCAが吐き出すUKEファイルは、完成度が高いが、月遅れや公費などで基金のASPにひっかかる場合がある。

このような場合、ORCAでがちゃがちゃやるよりは、テキストエディターでUKEファイルを自作して請求・確定した方が早いと思う。

 

猪股弘明( PHAZOR 合同会社

精神科:精神保健指定医

 

なお、.uke ファイルを医療関係者が見やすくしたものが「レセ電ビューア」というやつです。
ORCA だと Mac 版がないようですね。

windows 版ですが

https://bitbucket.org/ayamashita_kojosen/openreceiptviewer/src/master/

github: https://github.com/akihiro-yamashita/OpenReceiptViewer

にオープンソースで公開されているものがあります。

 

ECT 委員会ご推奨

今月号の精神神経学雑誌に『電気けいれん療法(ECT)推奨事項 改訂版』が載っていたので、目を通してみた。
・パルス波とサイン波装置に関して
「サイン波刺激よりもパルス波刺激が、定電圧治療器より定電流刺激治療器が推奨される」
とあるが、メーカーのサポート切れ云々に関しては触れられず。
また、パルス波で不発に終わったときの取り扱いもまったく言及なし。
・パルス幅に関して
まったく触れられず。
全体としては出来はいいが、私なんかからすると物足りない。

 

サイン波装置サポート終了

最近、小耳にはさんだところによるとECT(電気けいれん療法)のサイン波装置(通称『木箱』)のサポート終了が決まったそうだ。
数年前から生産は中止されていたのだが、未だに使われている施設があるので細々とながらメーカーのサポートがおこなわれていたのだ。
副作用などの観点から、大学病院や基幹病院では既にパルス波装置が供用されているのだが、諸々の理由(パルス波装置が高額、麻酔科医が必要etc)で生産が中止されたにもかかわらず、今でも現役で使われているのだ。
法的な問題は詳しくないのではっきりとはいえないのだが、メーカーサポート切れの医療機器を使い続けるのはかなり問題あると思うので、今後は公的には使えなくなると思う。

私が非常勤で勤務している病院は、サイン波装置はあるものの実質的には使っていないので(非常に曖昧な形ですが、私のアルゴリズムに従ってもらってます)、大して影響を受けないはずですが、日本の公的なアルゴリズムでは『パルス波無効→サイン波に切り替え』と謳われているので、何らかの手当てが必要なはず・・・なんだけど、今のところ、動きがみられない。

精神科治療的には、けっこう重要な役どころを担っているだけに、そろそろここらへん詰めないといけないでしょうね。

 

m-ECT 講習会

某所でm-ECT講習会が開催されたのでインストラクターとして参加してきた。
ECT自体一般の人からは色眼鏡でみられる治療法だけど、関与する人(麻酔科医、オペ室看護師、ECTを専門とする精神科医)からは(誤解をおそれずにいうと)「m-ECTの使い方が下手だから」批判されることが多い。
私自身、適当な代換治療法があればm-ECTは使わない方がいいと思っているが、使わざるを得ない以上は可能な限り安全な手法で施行すべきだと思っている。
こういう企画はどんどんやった方がいいと思う。