学会委員

諸々の事情で、再び、日本精神神経学会の ECT・rTMS等検討員会の委員になりました。
再び、というのは以前にもやっていたことがあるからで、このときは(2013 年頃)ECT のサイン波装置の廃止勧告や rTMS の保険収載などに関与した。
サイン波装置は、副作用が強い・生死に関わる有害事象が比較的多いといったことにくわえ、この頃、製造元がサポートを打ち切ることを決めたため、学会として使用を禁止する明確なメッセージを出す必要がったのだ。
メッセージを打ち出すのは簡単なのだが、課題としては、通常使用ではサイン波・パルス波装置のけいれん誘発性を単純比較するとサイン波装置に利点があったため、「パルス波装置出力最大でけいれんが誘発されない場合、どうするのか?」というアルゴリズム上の問題が発生する。

が、このとき、私はサイン波装置の代換手段として、パルス波装置(サイマトロンというやつですね)の設定を変えて使えば代用が効くでしょうというような提案をして、役を降りた。この問題は、そのうち成り行きで決まっていくだろうくらいに考えていたからだ。

ところが、この前の学会に久しぶりに参加してみると、これがいまいち決まってなかった。

この間にも方法論的な提案はなかったわけではない。

・前投薬的に薬物を使う(テオフィリンやカフェイン)
・麻酔薬を変更
・電極配置を変える
・パルスのパラメータを変える
・大出力の装置を承認してもらう

といった手段が提案されている。他の学会、特に外科系のそれであれば、あっさり決まったのかもしれないが、まあ、なんていうんだろうか、精神科医の集団というのは、薬の使い方や精神療法の是非に関して議論するのは得意でも、この手の侵襲的な治療手段を決めるのは苦手な側面がある。そろそろ決めた方がいいのでは?という漠然とした雰囲気はあったのだが、はっきりとしたことは決まってなかったというのが実情であった。

他にも色々な事情があったようで、この夏、学会各種委員は全面的に入れ替えになり、結果として私にもお鉢が回ってきたという次第だ。

ECT のアルゴリズム以外にもやりたいことはあるので、前向きに取り組みたいと思っている。

 

猪股弘明

 

お知らせです。 2019/8

ECT

『advanced ECT techniques』をダウンロードできるようにしておきましたので、ご興味ある方はこちらからどうぞ。

で、青字部分をクリックするとダウンロード開始となります。

 

ロナセンテープ(ブロナンセリン)

医科向け医薬品ですが、貼付剤が一つのトレンドになっているようです。

向精神薬だと、ロナセンの貼付剤が 9 月頃から使えるようになるようです。他サイトですが

ロナセンの貼り薬が出ました。

という記事にあれこれ書いてますんで、よかったらご一読のほどを。

 

Apple Review から Mac App Store へ

DICOM Viewer Horos は、ほんの数ヶ月前までは日本語対応されていなかった。惜しいと思った僕らのグループが、メニューなどを日本語化、さらに完全 64bit 化対応など改良を加えた。それが HorliX (ホーリックス)だ。

 

Apple Review

HorliX は、海外、特に研究家筋に評価されているようで、これを受けて僕らも Mac App Store を通じて配布しようと考え、ちょっと前から Apple Review (Mac App Store でアプリを配布するための事前審査)にトライしていた。

で、本日、HorliX 、Apple Review を通過しました。

めでたい。

これで、私が「リリース」ボタンをポチれば、世界155カ国に HorliX が配信されます。

関係者と協議して、実際のリリース日を決めたいと思います。

 

Mac App Store

関係者といってもフェイザー(合同会社。私が以前に設立した会社)関係者しかいない。共同開発者に許可を取ってリリースボタンをポチる。

細々としたことを片付けて数時間後に確認したら Mac App Store での配信が始まってました。

さて、どうなりますか。

 

国内ユーザー第1号

MacAppStore に上げて2日目?くらいであっただろうか早速このような反応があった。

まったく大変でした そしてHorliX

これは嬉しい。

 

 

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ご無沙汰しております

長らく、更新・メンテが滞っておりました。

リーダーが病に(笑)倒れている間、スタッフ諸々も私事に追われ、 こんな事態になっておりました。ただ、そろそろ、みな、手も空きはじめ、日々の鬱憤と抑えていた自己表現欲求が沸々とたまっているようです。

というわけで、活動再開です。

旧フェイザー合同会社有志一同