棋士伝説ネタをもう一つ。
今でこそ、藤井といえば藤井聡太名人だが、ちょっと前までは藤井猛九段のことを指していた。藤井システムのインパクトがあまりに強かったため、旧来からの将棋ファンには依然支持されているように思う。
ところで、藤井伝説の一つに逆転負けがあまりにも悔しく「投了時、駒台の持ち駒を盤上にぶちまけた」というのがある。
事実関係は調べやすかった。ネット上にもそのときの写真が流通されている。ここで出しても問題ないと思うので、掲げておくと、これだ。
リアルですね。。。
棋譜を調べてみると、このいきさつがすごくよくわかる。
藤井九段、得意の四間飛車+序盤戦略で初手から着実にリードを広げていく。ちなみに95手目の局面はこうなっていた。
先手の囲いは4枚穴熊で固いものの、後手は馬が二つできていて攻守のバランスが良い。すぐに決め手がある局面ではないと思うが、素人目にみても堅実に指していけば、勝ちきれる将棋という印象はある。
この次の手が▲2三金打。さすがにこれでは間に合わないと思われるが、こういう一種の手渡しに藤井センセは弱い。いわゆるファンタな応手が増えていく。
評価値的(エルモで10秒検討)には
こうなってしまった。8二になにを合駒してもそれぞれ詰みがあります。
確かに感情の矛先をどこにぶつけていいかわからなくなるような進行ですね。なんか納得。
なお、このエピソードはけっこう有名なためか将棋漫画『3月のライオン』にも使われているようです。

「絶対にやってはいけません」なんでしょうが、藤井センセなら許される?



