ひふみんこと加藤一二三九段は、伝説が多いことで知られているが、有名なものとして「名人戦で詰みを発見してうひょーと叫んだ」というのがある。
実際、どういう局面だったのか興味を持ち少々調べてみた。
はっきりとは特定できなかったのだが、どうやら第40期名人戦でのことらしい。
局面はこれ。
ひふみんは攻めている。が、一分将棋。ここで▲5二飛成とやってしまうと△3二金で逆転されてしまう。▲3一銀は見えるが、△3三王▲2五桂と進むと詰まない。
かなり困ったのだが、ここで▲3一銀△3三王▲3二金の詰み筋を発見して「うひょー」となったということだ。
△4三王には、▲4二銀成△同金▲同飛成△5四王▲5五金。△2四王には、▲2五歩△1四王▲1五歩。詰んでいる。
▲3一銀をみて中原名人は投了。シリーズ成績を 4.5 勝(当時は持将棋を 0.5 勝としていたらしい)として、ひふみん悲願の名人奪取がきまった。
うーん、これはかなりドラマチックな状況ではなかろうか。鰻重伝説やネクタイ伝説などとは一線を画しているような気がするが、どうだろう。

