部屋の整理をしていて感慨深かったのは意外なモノが長らく役に立っていることに気がついたことだ。
役に立ったものというのは写真の段ボール製の衣装ケース。確か大学入学年に無印で購入したわけだから、かれこれ20年以上現役を張りつづけている。

なかなかいい面構えでしょ。
すごいのは過去十数回に及ぶ引越しに耐えたこと。表面が毛羽立っているのはガムテープの剥がした跡だ。服を入れたままガムテープで梱包しそのまま輸送していた。プラスチック製のケースだとここまで長持ちしない。たいてい落とした衝撃で割れてしまうからだ。ある程度の剛性を保ちながら、荷重に対して柔らかく変形する。それが長持ちの秘密だろう。段ボールというのはその特性を両方とも持っている。
さすがに今回は捨ててしまおうと思うが、それにしてもよくもったものだ。いたく感心している。
なお、後継の収納用具は現在物色中。
