村上春樹で学ぶ英語

英語が苦手な高校生が考えそうな英語学習法の一つに「名作を原文で読む」というのがある。実際、私が高校生だった頃、そういうことを勧めている先生もいた。なるほど、これなら興味は持続するだろうし、学習効果も高そうだ。ただ、興味を持てそうな作家がなかなか見つからなかったりする。

では、村上春樹ではどうだろう?


The more he looked, the more he thought about himself at that age, and the more he sensed a small, dull ache in his chest. —『1Q84』

(訳) 見れば見るほど、彼はその頃の自分のことを思ったし、胸に小さな鈍い痛みを感じた。

おなじみ the more A, the more B 構文だけど、も一つ、,and the more C が追加されている。こういう言い回しをしてもいいんだということを学べるし、こうするとなぜか春樹っぽくなることもわかる。

うん、いい感じだ。

では、ヒアリングでいい方法はないか?

適当な教材を探していたが、先日、こういう動画をみつけた。

NHKが外国向けに制作している YouTube チャンネルに TOKYO EYE 2020 というものがあるが、3月25日配信分が村上春樹の特集であった。

総合司会はクリスペプラー。今回の案内人は、荻窪『6次元』の店主ナカムラクニオさんと韓国の Duam Kim さん。お二人が、都内の村上春樹ゆかりの地を巡る。

地方に住んでいるサブカル好きの高校生ハルキストなら胸がきゅんきゅんしちゃう内容になっている。

字幕が中国語なのがあれ?という感じだが、自動生成される英語でもなんとかなろう(Murakami が Malcom になったりするのはご愛嬌 )。ナカムラさんと Kim さんの英語は聞き取りやすい(ナカムラさん吹替担当の英語も聞き取りやすいです)。

まずは、『1Q84』。

小説後半の重要な舞台になる高円寺児童公園も登場。

この後、『世界の終わり』の青山や『海辺のカフカ』の野方などが紹介されている。





おまちかね『ノルウェイの森』の舞台となった早稲田周辺は15:37 あたりから。

こうして見るとやはり大隈講堂って絵になりますねー。私は早稲田関係者でもなんでもないですが。

あの和敬塾も登場。

 

以上、「村上春樹の東京」という内容になっている。

 

TOKYO EYE 2020 という番組タイトルや中国語字幕から察するに「 2020 東京オリンピックには、中国の方、是非来てね」っていう意図なんでしょうけど、もちろん日本人がこの動画を見ちゃいけないってわけではないと思うので、ぜひ上手く活用しましょう。

 

 

        

 

次は英語学習法に関してでも書くかな…。

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桐とガラスと金属ネジでつくったテーブル

勢いでローテーブルつくってみた。

つっても市販のボックスにガラス天板置いてネジで止めただけだが。
写真はオレンジ×白木と色キチ状態だが、渋めの色持ってくればけっこう雰囲気あると思う。

 

桐のボックスは Re-LSHOP というところの Vine というもの。

バリエーションも色々あって組み合わせて使えるのでよいです。

バリからの贈り物

前回の続き。

海外販売サイトは運送のリスクがつきまとうが、この会社は問題なかった。

昨年はこんなだった。

9/9 注文。
9/11 デンパサールを旅立たれたようです。
9/14 シンガポールに着きました。
9/15 おお!東京に着いている。これは予想外に早い!
9/19 自宅到着。あいにく不在で再配達の予定です。

インドネシア→東京がDHL担当、国内配送は佐川がやっているようです。
日曜あるんで正確な配送時間はわかりませんが、発注から受け取りまで10日というのは、まとめ買いするならOKかと。

梱包も必要にして十分。



ネットショップモールの限界とナチュラルソープ

30後半を過ぎた頃から肌荒れが気になり始め、衣料品ショップやネットショップなどで目に付いたものを購入していた。
そうこうしているうちにたどり着いたのが、インドネシアの農村で手作りでつくられている SensAtia (センセイシャ)のソープだ。肌質にあっているのか、使った後の肌の張りがコンビニ石鹸と全然違う。 “ネットショップモールの限界とナチュラルソープ” の続きを読む

2000 年頃のネット事情を懐かしんでみる

部屋がだんだん狭くなっていったので、昔のパソを廃棄しようと思い、使えるデータの引っ越しを試みた。写真・動画・書類なんかは、ほいほいと移行できたのだが、つまってしまったのはブラウザのブックマーク。ネット絡みで仕事をもらったりした経緯もあるので、過去に影響を受けたサイトなんかは残しておきたい。

が、7~8割方のブックマークはほぼリンク切れとなっていた。

そういえばそうだなあと思った。書き物の仕事がちらちらと舞い込んできた 2000年代初頭、個人による情報発信はホームページが主体だった。その後は、ブログや SNS の隆盛へと至ったのはご存知の通り。
例えば、『侍魂』なんてサイトはいまだに存在しているが、更新はまったくなされていない。 “2000 年頃のネット事情を懐かしんでみる” の続きを読む