DCMTK を WIN10 にインストールしてみた(1)

医療関係の方々と話をしていると「電子カルテや PACS からデータを取得して、自分なりに加工してみたい」という要望があるようだ。

自分が関わった電子的なデータの山から、疫学的な考察を引き出したり、定量的な画像解析的アプローチを試みたりしたいというのは、よくわかる話だ。「ビッグデータから機械学習の手法を用いて斬新すぎる結果を出してみました」みたいなニュースよりよほど信用があるように思える。

ところが、「そこにあるデータの山から必要とする情報をデジタル的に取ってきて、自分なりに加工する」というのが意外に難しかったりする。

電子カルテからテキストを抜いてくる話は以前にちらりと書いたので、今回は画像の話。

定量的な解析をしたい場合、画像上の任意のピクセルの本当の値(CT であれば CT 値など)を取得する必要があるが、この機能を提供する安価なソフトはほとんどない。

ちょっと前なら 「OsiriX 環境でプラグインを書いて‥‥」という選択になったのかもしれないが、現在では商用版の OsiriX は 10 万近くするし、何よりもプラグイン機能の仕様が明らかになっていないので手を出してみるのに躊躇する。

MATLAB でもできそうな気がするが、MATLAB の一般版は20万近くするという話だし何よりもまわりくどい。

まわりくどい、そうまわりくどい。例えば、OsiriX や Horos は、DICOM のメタ情報の処理に DCMTK というライブラリを用いているが、これは C++ で書かれたオープンソースプロジェクトでしかも CMAKE でインストール環境を提供しているので、プラットフォームによらず直接利用できる。

というわけで DCTMK を Windows10 + Visual Studio で利用できる環境を構築してみる。

 

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