ギミック満載の面白サイト、ではなくて

pahzor.jp の方のリニューアルをしてきたことは以前にも触れた。

だが、単純にリニューアルしただけでは面白くなかったので、各種ウェブアプリなどもこっそり忍ばせている。

WebORCA

諸々のテスト用に WebORCA をインストール。

ちなみに標準型電子カルテでも保険点数の算定ロジックを呼び出す際には、ORCA API 準拠の API を想定して構築せよとのお達しが出ています。

OpenDolphin 6.3 (6.3.1)

ついでで、上の WebORCA と連動して動くOpenDolphin のサーバーも仕込んできた。

クライアントバイナリは↓から DL してください。

Mac(ARM)    windows    Linux(Ubuntu: amd64)

ただし、今回仕込んだドルフィンは、 2.7 系列をほとんど手を入れずに Java17 向けにビルドし直しただけの Ver 6.3 というものです。

DL した .zip ファイルを解凍後、

OpenDolphin.jar をダブルクリック
→クライアント起動
→パスワードに適当な文字列を入力(文字通りなんでもいいという意味での「適当」)
→テスト患者を表示

まではいけると思いますが、データベースアクセスエラーのメッセージが出てそれ以上は進めないはずです。


これは Java17 になって、Java の新しい仕様の縛りがキツくなったために出る不具合?なので、姑息的に解決するなら新しい仕様を「使わない」ことを Java Virtual Machine(JVM) に対して教える必要があります。(もちろんより本質的にプログラム自体を Java の進化などに合わせて改変するというやり方もあります。後述します)
だから、起動するにはダブルクリックではなく、コマンドラインから、JVM に適当(=適切)なオプションを渡してください。
どのようなオプションを渡せばいいかは検索すれば出てくると思います。
もちろん Java (17以降の)実行環境も必要。

(追記)簡単ですが、解説動画追加。

Dolphin Client Gallery

各種 OS の差異を吸収するために仮想的なマシンを想定して OS によらない統一的な機能や UI を提供する・・というのは Java を語る上での決まり文句みたいなものですが、ドルフィンの一つのバージョンを実際に MacOS, Windows や Linux の全てでビルドしたことはなかったので、ここで鑑賞してみましょう。

windows

Win で動くドルフィンを初めて見た時、「なんて GUI リッチな・・・」と感動したものですが、Mac のクライアントを見慣れた今となっては、そうでもないですね。
ただ、WSL で WebORCA が動くというのは魅力的な環境です。

Linux(Ubuntu)

今の今まで Linux でクライアントを動かしたことがなかったのですが、なかなかイケてます。
Ubuntu のデスクトップ GUI 自体がかなり良くなっていると思います。

DolphORCA

Java の進化に対応させるために Ver 6.3 では「姑息的に」対応したと書きましたが、もちろんそうでないやり方もあります。

この不具合が出た原因は、そもそもサーバー部に icon というクライアントで使われる画像表示用のパーツが混入していたせいなので(=サーバとクライアントの、別の言い方をすればモデルとビューの機能分離が完全ではない、データ構造の一部が Java 依存である)、これをこそぎ落とす。

特にクライアントをブラウザにした場合は画像情報は別のサーバーで持っていたほうが方がいいので、画像表示関係は画像表示用のサーバーに受け持たせる。

DICOM を直接表示できるブラウザはないが、画像情報を

PACS → DICOM-汎用画像変換 → 画像表示用サーバー

の順番で受け渡せば、ブラウザ上に医療画像が表示できるので、サーバー(群)自体の構成を変える。
マイクロサービス的な構成を意識する。

文字情報がなぜかバイナリで記録されているので、これを修正する。

・・・・・・・

・・・・・

・・・

などとやっていったら、まるっきり別物のアプリになってしまい、これを DolphORCA と呼んでいました。

実はそのプロトタイプがインストしてあったりします。

標準型電子カルテとの絡みもあるので、現時点ではなんとも言えませんが、適当なタイミングで公開予定です。

 

2023 冬

活動記録メモ。

OpenDolphin 関係

ブログ記事

ソースコード嫁』主に OpenDolphin-2.7m, OpenOcean のフォーク順に関し、小林慎治・皆川和史などが間違った情報を発信しているので、「ソースコード上からでもフォーク順は検証できますよ」って趣旨の記事。
一般のオープンソース関係者からもそこそこ反応があった。
ドルフィンのカルテ記載画面とモジュールとの関係を解説した情報はこれまでないので、技術的にみても貴重ではないでしょうか。

@masudanaika の個人情報流出ツィート』twitter @masudanaika というアカウントが個人情報を流出させたという事件があったのですが、「そんなことはない」と反論した人がいたので、事の顛末を綴ってみました。

などなど。

 

法人再稼働と電子書籍と求人

諸々の理由で法人 PHAZOR 合同会社フェイザー合同会社 )を再稼働させています。
休眠以前の関係者も再集結、新規にアルバイトなども雇用しています。

手土産という訳ではないですが、当サイト参加ブログ『流しの医者ですが、何か?』の人気シリーズ『薬剤師、現場に出る』を電子書籍化しました。

薬剤師、現場に出る

 

2019

HorliX の世界的な普及などもあって、当組織は、現在、慢性的な業務過多・人材不足に陥ってます。
手伝ってくれる方がおられましたら、ぜひ、こちらからご連絡ください。
技術・経理・事務・経営・出資…etc 役割は問いません。
複数ポジションをこなせる人なんて最高です。

 

2020

グッズ

法人再稼働からほぼ1年半、電子書籍・HorliX なども浸透してきたため、グッズなどの作成も検討しています。

どんなもんでしょう?
時期は未定ですが、ここあたりで配布予定です。

なんとかリリース。

PHAZOR.JP

当サイト(phazor.info)のトップは長らく英語ページだったのだが、さすがにこれではあらぬ誤解を生んでしまう。
というわけで、日本語サイトを別ドメイン(https://phazor.jp)で構築。

上記サイトもよろしくお願いします。

 

 

我々は如何にしてドメイン難民となりしか

タイトル通りわれら旧 phazor.org チームは現在ドメイン難民となっています。

思い起こせばほぼ一か月前、「そろそろHP(ホームページ)の更新のときじゃね?」と誰もが気がついていたにもかかわらず誰もが具体的なアクションをとらなかったのが不幸の始まり。運が悪いことにレンタルサーバは自動引き落とし→確認メール無事到着。なぜか「これで大丈夫」感が広がってました。

実際には、レンタルサーバ更新の数週間前にドメイン更新(こちらは銀行振り込みに設定していた)の期限は過ぎていたのですけどね(笑……えない)。

そういうわけでHPのデータは某レンタルサーバ上に誰からもアクセスされぬまま漂っているわけです。

まあ、とりあえずはレンタルサーバ上のデータをこちらのサイトにもってくるしかないでしょうね。

WordPress 三つくらい使ってたし、めっちゃブルーです…orz

具体的な引っ越し作業に関してはおいおい。

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