STAY HUNGRY, STAY FOOLISH

私は横浜に住んでいるが、東京近郊の中では横浜は個性的な会社・ショップ・飲食店が多いように思う。

本日、冬に備え、

下 に 何 を 着 て い て も コ ン ビ ニ に い け る

ようにパーカーを購入した。

 

エジプト神話のセト神の下に Jobs のスピーチで一躍有名になった

STAY HUNGRY, STAY FOOLISH

の言葉が。

この意味がわかる人だけ買ってくれればいいという凄まじく割り切りのいいデザインだ。

なお、セト神は兄オシリスを殺害したため、『兄殺し』と呼ばれ、オシリスの子ホルスとはライバルの関係にある。

Osiris を殺害し、Horus のライバル…

本当に私にぴったりなのかもしれない(謎)。

よくわからない人は ↓ をポチろう

 

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そうだ、猫に会いにいこう

実質、『猫のいる病院』の続編。

最近、忙しくなったのもしょうがないかあと思っていたのだが、先日、ベッドにどすんと腰を下ろした瞬間に大量の鼻出血。
私の場合、諸々の疲れがたまるとこうなる。
さすがにやばいと思った私は、猫をモフりに某病院に向かうのであった。

(元)ボス猫は顔つきも精悍。白黒は舎弟感出てる(笑)。
↓ ふみふみしている様子も動画におさめてみました。

なお、猫がいるこの病院は、隔離・拘束患者はほとんどいない。正直、楽だ。
必然、拘束患者は目立つので病歴などをチェックする。ある患者さん(知的障害)の黄紙(医療保護入院をさせるとき指定医が記載する黄色の所定の用紙)を読むと…

200x. x 月、家族に対する暴力が止まらず、都立松沢病院医療保護入院(初回)。

って僕が初期研修医二年目のとき、病院のどこかにいた患者さんじゃん。
その後も何回か入院しているので、ひょっとすると僕が担当してたかもだね。

黄紙によれば、松沢をめでたく卒業された後は、郊外の病院で社会復帰に向けた治療が継続。数年前より、遂に自宅への帰還を果たしたそうだ。
今回は、作業所で軽い威嚇行為があったそうだが、どちらかといえば、スタッフにかまってほしい故のアピール的行為のようだ。猫にたとえていうなら「甘噛み」みたいなもんだろうか。
今回も周囲のスタッフを休ませるための変則的な休息入院的意味合いが強い。
松沢初回入院時に100キロ近くあった体重(当然DM持ち)も、70キロ程度に落ちDMの薬は現在不要になっていた。空腹感にも耐えられるようになったんだ。えらいな。
夜間の他患への干渉防止目的で胴抑制だが、それを受ける姿にも強く抵抗する様子はみられない。

君は、この10年よくがんばったね

と少し嬉しくなりながら、心の中で思うのであった。
衝動的な暴力により強制入院させるしかなかった患者が10年かけて地域に戻る。どちらかといえば地味な症例かもしれない。
でも、私には、これが近代日本精神医療のささやかな勝利のように思えるのだ。

 

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Kamakura Live 2018 予習

日頃からお世話になっている湘南鎌倉総合病院の斎藤滋先生主催の「鎌倉ライブ」が今年も 12/15-16 横浜にて開催されます。

事前登録は 12/7 までですので、ご興味のある方はお早めに。

なお、HPは齋藤先生お手製。制作過程は

この10日間 悩み抜いたバグがようやく解決

などをご覧ください。

 

予習など…

🌟 TAVI

Transcatheter Aortic ValveImplantation 経カテーテル大動脈弁置換術 の略。

外科的な大動脈弁置換術が受けられない患者さんに適応あり。
なお、一昔前だと、溶連菌感染症→リュウマチ熱→(確か、疣贅形成)→弁膜症という経過が多かったが(私はそう習った)、早期の抗生物質投与でこの数は激減。現在は動脈硬化性の弁膜症が増えている。高齢のため全身状態が悪く、外科手術の適応がないため、TAVI が行われるようになった、と。
なるほど。

齋藤先生、これを橈骨動脈からアプローチするんすか。
化け物ですね。

 

🌟 FFR

Fractional Flow Reserve 冠血流予備比の略。

定義は「最大充血時の、病変よりdistalの圧力 / 大動脈圧」。

圧力はそれ用のワイアがあるらしい。直接測る。

FFR < 0.8 (=distal での圧力が大動脈圧に比べ小さい)あたりで要治療。

けれど、理想を言えば ∫vdS (速度場 v を distal 冠動脈の任意の断面で面積分) の方が指標(絶対量として定義できる)としてよくないか?

(追記)冠動脈から心筋への漏れがなければ、そう考えていいように思ったが、実際には、冠動脈から心筋へ直接流れ込む「伏流」みたいな量がけっこうあり、上記の理屈はうまくないようだ。コメディカル向けのレクチャーで、担当者(お名前は失念)がそのことに言及していた。したがって、各種スタディも FFR が用いられているようだ。なお、冠動脈造影 CT などから、シミュレーションなどを用いて FFR を推測する FFR-CT というものもある。私も、ちらっと解説記事を読んだが、ん???というような内容。血流を非圧縮性の粘性流体とみなしてナヴィエ・ストークス方程式などの数値計算に持ち込む、ということのようだが、ご存知のようにナヴィエ・ストークスの方程式は数値計算でも解くのが厄介で、ここをすっ飛ばしているように見える。なんか筋悪というか…。

 

🌟 冠動脈イメージング

測定装置は US, OCT, 内視鏡, 近赤外 色々ある。個人的に大好物。

 

🌟 Mitral clip

僧帽弁の逆流防止のための治療。

確かにクリップですね。

 

🌟 3文字言葉

LMT (Left Main coronary Trunk) 左冠動脈主幹部

LCX (Left CircumfleX coronary artery) 左冠動脈回旋枝

LDA (Left anterior Descending coronary Artery) 左冠動脈下行枝

RCA (Right Coronary Artery) 右冠動脈

以上、4 区分が基本。さらに 15 くらいに分類している模様。


元画像はこちら

 

慢性完全閉塞 (CTO Chronic Total Occulsion) に関する問題の一つは、これらの部位で慢性に閉塞していった場合、閉塞・狭窄にどのような規則性があるか?ということだと思う。

 

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下から見た ERATO

うちの air 氏(笑)、湘南鎌倉の斎藤先生を表敬訪問。

「この才能豊かな天才的 Software (+ Hardware) Engineer」(『いるかの棲む闇』より)ってベタ褒めじゃん。いーなー。

いーなー、air さん(棒読み)。


ただ、齋藤先生のこの記事、私系列と air 系列の混交が見られる(わざとやってそうだがw)。

ネット上などでは、基本、

医師 = H. Inomata

エンジニア = air-h-128k-il

設定で通している。私は、医学生・医師になってからもエンジニア仕事はたびたび引き受けており、ちょっとした案件で「あ、お医者さんなんですかー、なんでまた?」みたいな面倒臭い展開を避けるためにそうしている。最初に「エンジニアです」と言い切っておけば、まず疑われることはない。

あと、時系列が若干おかしく、私が「開いたイルカ」プロジェクトの一部から迫害をうけていたのは、クリニックを閉じる直前(2015年末)~今年の 7 月くらいまでだ。

また、死亡説を流したのも、イルカ絡みも確かにあるが、一部東京医大関係者からの追手をまくため。

有難いことに両者ともほぼ自爆してくれたので、私はようやく大手を振って表通りを歩けるようになったのだ。悪いことって長く続かないものだね。HorliX の問答無用の強さもあるが。

イルカはよく指摘されているようにコメント周りのバグがある。例えば、通院精神療法絡みのコメントをスタンプに移動させることができない。私のできる。通院精神を取らなければいけないので当然だ。

ところが、イルカ開発元の方針でイルカは「純正品」を限定して他のプロダクツを「類似商品」としているため、私のリポジトリからバックポートを受けられない。その結果、現在(2018年10月)でもバグが残ったままになっている。

向うも困っているのか人を介して元プロダクトマネージャーの方から、オープンソース版のとりまとめ役になってくれないかという依頼もあったが、それまでにかなり不愉快な思いをさせられたことと HorliX の開発が待っていたため、流石にこれはお断りさせてもらった。

プライドかなぐり捨てて私に頼むくらいだから、本家の開発能力はかなり落ちているのではないかと思う。

また、東京医大の自爆っぷりは、ニュースなどでさんざん報じられたと思うのでここで繰り返すまでもないでしょう。

 

なんでエンジニア資質がここまで残っているのかリアルでも驚かれることがあるが、それはたぶん、学部の時から ERATO という研究プロジェクトで働いていたため(と医学生時代のプログラマ業務。が、これは別で書いてます)。

私は、学部 4 年次にも大学研究室とは別にさる ERATO のプロジェクトでれっきとした「技術員」として働いていた。当時の ERATO は管理が緩かったのだ。このプロジェクトでやっていたのは、STM (Scanning Tunneling Microscopy: 走査型トンネル顕微鏡)の製作。STM の探針を使ってナノメーターレベルでの原子操作を狙っていたため、市販の装置では役不足で、自力で STM を作る必要があったのだ。

その当時の写真を一枚。

白髪の体格の良い外人さんが 1986 年、STM の開発でノーベル物理学賞を受賞した H. Rohrer 博士。日本に常駐してわれわれを直接指導…ということはなくて、確か顧問だったか何かで、まあ、これはほぼ接待といっていい歓迎会の一コマ。ノーベル賞受賞者を呼べるくらいの組織ではあったというアピールです、はい。

肖像権の問題にも配慮して、顔写真などを公開している方をのぞきモザイクはかけたが、みなさんこの後、いわゆるナノテクノロジーという領域でそれなりのポジションを得ている方々ばかり。

学部4年の段階でこの中に放り込まれれば、そらさすがに技術力つくでしょという環境でした。何度も溺れかけたが、最後は対岸に泳ぎついたと思う。エンジニアには飛躍的にその能力を伸ばす時期があると思うが、私の場合は、間違いなくこの時期。ここで2年ほどみっちり鍛えられた後は、どこいっても通用した。

大学の研究室にも所属はしていたが、こちらでの仕事の方が面白くなり、結局、ERATO での成果で卒論を書いて大学を卒業することになったのだった。

 

(続く、かも)

なんだけど問題は

“Detection of Single Atom Extraction and Deposition Events during Nanolithographic Processing of Silicon with a Scanning Tunneling Microscope.” Proc. Jpn. Acad. Ser. B, Vol.69, No.5, p.101-106 (1993.05)
F. Grey, D. H. Huang, A. Kobayashi, E. J. Snyder, H. Uchida and M. Aono

なんだな。
これはまじで調査中。

 

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