時として患者さんの発想は治療者を超えるが、スタッフが支援しきれない

電カルによっては、和暦⇄西暦をうまく扱えないものがある。OpenDolphin ではデフォで対応しているので、新元号が公布・施行された時にちょいちょい手を入れれば修正は容易。

現在、主流のブラウザタイプでは表示を javascript でコントロールする関係上できないと思い込んでいたのだが、

ブラウザ上で表示→ブックマークレットで変換

でできるっぽい。

X(twitter) でこの話題が出た時に教えてくれた人がいた。

教えてくれた人は、TLの内容から察するに発達障害の方。
病院職員さんも褒めてくれたそうだが、もっと本格的にクローム拡張で実装したい希望があるようだ。

私もクローム拡張は詳しくないので、偉そうなことは言えないが、受け持ち患者さんなら、一緒に勉強したんではないかと思う。
精神科スタッフが苦手とする領域だから、致し方ないのかもしれないが、支援しきれていない感がある。

よく使われる「支援」という言葉も、実は、私はあまり好きではない。「劣った部分を補う」というニュアンスがあるからだ。
今回の場合は、実態としては、「潜在的な才能を伸展させられなかった」に近く、これまでの「支援」とは違ったものが必要とされているように思う。

 

猪股弘明
精神科医(精神保健指定医)

 

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