OceanMini v1.1.5 が 2025/1/7 から Vector で公開されています。

データ構造などはこれでひとまず完成したので、その点は安心して使えると思う。
一方で、
・入院
・訪問診療
に関しては、見た目・機能ともに大きく変わってます。

本業回帰中
OceanMini v1.1.5 が 2025/1/7 から Vector で公開されています。

データ構造などはこれでひとまず完成したので、その点は安心して使えると思う。
一方で、
・入院
・訪問診療
に関しては、見た目・機能ともに大きく変わってます。
システムクラフトという会社の杉原利彦という人が X などで出鱈目な情報流しているようだ。
時期的には少々古いのだが、下図上部のようなポストがあった。

2018 の時点で OsiriX MD は既にオープンソースではなくなっており、プルリクエストなどを送りたくても送れないし、あちらにはあちらで立派な日本語リソースがある。
私が提供した先は、オープンソース版の方で、これはリポジトリ上にも痕跡が残されている。
どういう内容だったかは、このページなぞ参照。
大した内容ではないのでアピールしてないが、このプルリクのおかげで contributors の一人には数えられているようだ。

OsiriX は医療分野におけるオープンソースソフトの代名詞のように考えられていたようだが、実際、ある程度まとまった内容のソースコードを提供したのは pixmeo 関係者以外では、上図でわかるように世界で 9 人くらいしかおらず、これでは(商用版を)オープンソース開発方式を継続していく意義は薄いだろう。
ところで OsiriX MD がオープンソース開発方式を捨てて、ソースコードをクローズドに移行した際に、落胆の声が上がったようだが、これは若干筋違いの批判のように思えなくもない。
オープンソース開発方式を望むなら、現在のオープンソース版にプルリク送るなどして、クオリティを上げていけばいいだけの話だからだ。
(追記)OpenDolphin という名称使用に関しても完全に間違った解釈してますね。
こういう記事は気分の良いものではないので書きたくもないが、一応、ご報告ということで。
以前に小林慎治という人が OpenDolphin-2.7m および OpenOcean について出鱈目な記事を書いて公開していたのだが、当時の所属先から疑義照会を受け、当方の知りうる限りでの回答をさせてもらったところ、事実と異なる根拠に基づいて書かれていると判定されたようで、その所属先の上司の方からかなり丁寧に謝罪してもらったという件がある。(『保健医療科学院 小林慎治が国家公務員法違反疑いで厳重注意を受けた件について』参照)
事態がこれですんでれば、この話はおしまい・・・
になるはずだったのだが、そうもいかなかった。
問題となった記事にさらに個人的推察を付加して、ツィートした人(小山哲央という人)がいたようなのだが、内容がかなり悪質だったため、(ツィート時点での)所属先および当人に問い合わせた。
結果、「事実関係を把握していないで、軽率なツィートをした」旨の回答をもらい、謝罪してもらった(ただし法的な意味での和解はしていない)。
個人的に凄まじく変に思ったのは(このアカウント自体、共同アカウントだが、総人のコンセンサスとして、程度の意味合い)、問題となったツィートが 2019 年のものだったこと。
2019 といえば、
・当時の開発元の LSC 自体が OpenDolphin を GPL ではライセンスしなくなった
・ソースコード上で、それまで開発者とはされていない人の署名が見つかり始めた
時期で、ちょっと調べれば、前提となっている認識を持ちようがないように思えたからだ。(まあ、だから、当方関係者もつい最近まで見落としてたんだと思うんだが)
しかし、オープンソース「信者」みたいな人の言い分には、本当に辟易させられる。
実際のソースコードにあたれば、自分の主張が間違っていることに気がつくはずなのに、その作業を怠っているからだ。
特に、誰かを批判するような場合、検証は十二分にやらなければいけないでしょう。
いったい、何のためにソースコードが公開されていると思っているのだろうか?
(追記)第2ラウンド開始、みたいになってます。
(追記2)「実際のソースコードにあたれば」云々と書いたが、ひょっとするとこの小山哲央という人は能力的にできなかったのかもしれない。
経歴は、東京理科大建築系大学院修士(地震工学)→アーク情報システム(数理解析業務)なのだが、いわゆる建築系の FEM(有限要素法)ソフトの操作がもっぱらのようで物理系の人が取り扱うような汎用的な FEM をガシガシ取り扱っているわけではないようだ。
当然、Java の経験もほとんどないようで、かなり懇切丁寧にどこで間違ったか教えたはずなのだが、まったく理解できていないようだった。
もしそうなら、このような物言いはやめるべきだ。
自分が判断できないようなことをさもわかっているかのように振る舞い、他者を一方的に批判するのは社会人として最低限のマナーが身についていないからだ。
(追記3)2025 以降は灯株式会社というところに転職したらしい。
ちょっと前に OpenDolphin Ver6 (OpenDolphin-2.7m の JakartaEE 9.1, Java17 対応版)を関係者向けにリリースしたのだが、先ほど WildFly の公式ページをチェックしたら、27 が使用可能となっていた。
これは動作チェックが必要になってくる。
というのは、WildFly 27 は完全な JakartaEE 10 対応のアプリケーションサーバで、あるサーバープログラムが JakartaEE 9.1 環境で動作していたからといって必ずしも JakartaEE 10 環境で動くとは限らないからだ。
Java の EE 環境は、長らく JavaEE 8 が続いていたのだが(停滞しているという声も多かった)、ここにきて機能の追加が加速している感じである。
ついででいっておけば、WildFly 26 までは、Jakarta EE 8 にも対応していたから、Java EE 8 にしか対応していない古いウェブアプリであっても、基本的には動くはずである。
ここらへんは、JavaEE → JakartaEE の移行に伴う配慮でしょう。
試しに Ver 6 に若干手を入れて WildFly 27 に投入。
デプロイは問題なくできているようだ。
ちょっと気になるところもあるが、機能的にも大きな問題なく動きそう。
なお、「ちょっと気になるところ」というのは主に hibernate が動作するところ。
JakartaEE 9.1 で問題なく動いた箇所でエラーを吐いたりする。
本格的な JakartaEE 10 対応は、もうちょっと待ってからでもよさそうだ。
こういうのをタナボタというのだろうか、かねてから小林慎治(当時、京都大所属)という人から 「OpenOcean は GPL に違反している」という根も葉もない批難を受けていたのだが、別系統でこの件に関して彼の現所属組織(保健医療科学院)から謝罪のメールをいただいた。
単なる彼の事実誤認だと思っていたのとネット上での彼に関するあまり良くない噂(ただし、これ患者さんが一方的にー京都大学や岐阜大学ではなくー愛媛大第一内科の小林慎治という名の医師を罵っているだけなので、この情報を頭から信用している訳ではないです)から個人的に関わりたくないと思い放置していたのだが、OpenOcean とは別件のオープンソースのプロジェクトで何かトラブルを起こしたらしく、当方にも現所属先の保健医療科学院の幹部の方から事実確認などの照会を受けた。
なるべく主観的な感情などを入れず、事実と明らかに異なる点に関していくつか返答させてもらった。
そのうちのいくつかを書いておくと
・彼は www.moss.gr.jp というサイトで
「OpenOcean は dolphin-dev の Fork の Fork の Fork」
と紹介していたのだが、これは完全に誤り。
dolphin-dev/opendolphin → Hiroaki-Inomata/OpenDolphin-2.7m → OpenOcean
の順で Fork しているので明らかに一つ多い。正確には Fork の Fork。
・「(皆川和史という人の)著作権表示を隠蔽しているから GPL 違反」という主張をしているのだが、おそらくこれはスプラッシュ画面などで (C) air-h-128k-il という表示をしたことに起因していると思う。が、これに関しては当時の LSC に確認を取ったところ「配布元がわかりにくくなるので、むしろスプラッシュ画面などの(C) 表示は変えてくれ」という返答をもらっていた。その旨の回答をさせてもらった。
また、ついでで言っておくと LSC からは「皆川は現在では会社にも出勤しておらず、OpenDolphin の担当ではないから、気にしなくてもいい」という回答ももらっている。
さらにいうと、後期 LSC やメドレーからは「皆川が OpenDolphin の著作権者であるという主張はかつてはなされていたが、現在では確かめる術もない。いわゆる原始著作権者ではなく、著作権表示を契約上保持していただけのようだ」との回答をもらっている。
(要するに皆川は本来の意味での著作権者ではないという示唆です。あれだけのコード量ですから、全部が全部皆川さんが書いたとは私も思ってませんが、当初考えていたよりコードを著作権ごと買い取っていた部分が多かったようです。もちろん、こういった部分の著作権は今後は-契約にもよるのですが-メドレーが保持することになります)
・上に関することでもあるが、GitHub 上で「一般公開」していたソースコード上では、author 表示の類は一切変えていない。
・GitHub 上で OpenOcean のメンテナをしていた際、小林慎治がプルリクエストを送ってきたのだが、一方的に「マージせよ」と言い張るのみで迷惑したこと。(一般的にオープンソースのプロジェクトでは、メンテナがレビューしたのち、メンテナの責任においてマージする)
と言ったところだろうか。
他にも細かい点も指摘したのだが、主な点はそんなところだろうか。
保健医療科学院の担当の方はかなり丁寧に調べてくれたようで、他のプロジェクトの関係者にも調査をしてくれたようだ。
もちろん、他のプロジェクトの調査内容の詳細は私はわからないのだが、なかには、法律違反を煽る内容もあったとか。
何が決定打になったかわからないが、結果としては「国家公務員法違反(守秘
なお、担当者からのメールには「不快な思いをさせて申し訳ありません」という謝罪の言葉も添えられていた。
この言葉には、いくらか救われた。有り難かったですね。
(参考1)これは特に誰というわけではないですが、けっこう SNS のアイコンなどに無頓着な人がいるようなので、一般的なお願いということで挙げておきます。
(参考2)ちょっとマニアックですが GitHub も SNS 的要素はあります。プルリクエストを送る場合やイシューを立てる場合、内容もさることながら、アイコンなどにもやはり気を使いましょう。
(参考3)小林慎治の X(twitter) チェックしたら、事実誤認が多すぎたので、所属先に連絡したら、結局、鍵垢になったようだ(2023/6 〜)。
検証もしない思いこみだけで書いた内容が多かったので、これは妥当なチョイスでしょう。
→2025.9.7 時点でチェックしたら、また復活してました。
聞くところによると今でも OpenDolphin は、皆川和史・増田茂・松村哲理らが作成したという主張を引っ込めてないとか。懲りないなあ。
反論の意味を込めて『OpenOcean が GPL 違反?』・『小林慎治氏の OpenOcean に関する事実誤認』を公開しています。
ここら辺の情報を把握している商用開発元がかなりはっきりと「そうではない」と否定しているのにこういった主張をやめないのは本当に不思議です。どこかの組織や個人と何か贈収賄的な関係があるんですかね。
あと、この一件が影響しているかどうか不明ですが、小林慎治さん、保健医療科学院は既に辞めており、2023.9 からは岐阜大学 医学部附属病院 先端医療・臨床研究推進センター(特任講師)の所属になってます。
(補足)若干、マニアックな内容なのでわかりにくいかもしれません。
プログラムで表記される (C) マークについて(すごく大雑把にいうと)、これは通常は「財産権としての著作権を管理している組織若しくは個人」を表示していると理解されていると思います。LSC やメドレーの担当者が「配布元がわかりにくくなるので、むしろスプラッシュ画面などの(C) 表示は変えてくれ」と言っていたのはこの考えが背後にあるためでしょう。
もうちょっとわかりやすい例でいうと適当なPCでコマンドラインを操作しているときに
(C) Microsoft
(C) FSF
といった表示が出てくることがあります。
これは「このシステムや個々のコマンドの著作権を管理しているのは、以下の組織です」と言った程度の意味です。
ライセンス上表記しなければならない人(著作者人格権を持っている法人や個人)がいたとしても、このような表記になっています。
なお、プログラムの著作権法上の取り扱いのかなり基本的なことですが、日本の著作権法の場合、職務著作によるプログラムの著作者人格権は法人であってもかまいません(ここが小説や歌謡曲などの文芸作品と違う点です)。必ずしもコーダー=著作権者になるわけではないです。
この「財産権としての著作権を管理する主体としての (C) 」のわかりやすい例がなく、うまい説明ではないなと思っていたのだが、良い例を見つけた。
日本音楽著作権協会(Japanese Society for Rights of Authors, Composers and Publishers JASRAC)だ。よくCDなどで

マークを見かける時があるが、これは (C) JASRAC と書くのと同じで、「この作品の財産権としての著作権は JASRAC が管理してますよ」という意味だ。
ちょっと前にとあるロックバンドのボーカルが「自分が作成した楽曲であっても、勝手に好きな時に利用できない。団体からの許可が必要」と言っていたのは、この事情をよく表している。
そもそも LSC ドルフィンのログイン画面にも (C) Life Science Computing Corp などとこの考えに基づく表記がある。2018 の経営陣の刷新を機に、他の有志や団体にもこの表記方式を許可するというのが LSC の方針で、LSC との話し合いの際にはこういったことの実務的な取り扱いを決めていたにすぎない。
なんでこれが (C) author の方、つまり GPL の著作権表記、になるのかわからない。
思うに小林慎治という人は、(嫌味でもなんでもなくて)少しの関連性があればなんでもかんでもオープンソースに結びつけるのではないだろうか。
われわれはいい大人なので、複数の意味が取れる時には、会話の中でごく自然にチューニングして、その文脈での意味を決定する。
この場合は、(C) 著作権管理主体(運営主体) の方だ。
当時のことを知っている人は思い出して欲しいのだが、2018 年当時、LSC は試用のクライアントバイナリとサーバの Docker 版を提供していたし、GlassDolphin も確か同様にクライアントバイナリを提供、われわれも OpenOcean を公開して一石を投じようと企図しているところだった。
複数のドルフィンのバイナリとそのソースがネットに公開されている状態で、それらが全て (C) LSC となっていたら、一般ユーザーからしたら混乱するだけだ。
特にわれわれのクライアントバイナリなぞ LSC の Docker 版サーバと通信できた。不具合が起きた時、OpenOcean バイナリが (C) Life Sciences Computing だったら、まずいであろう。
LSC はその状況を鑑みてポリシーを変更したのだろうし、われわれはそれを尊重すべきことだと思い、それに従ったわけだ。
もちろん、(C) マークとは別に、著作者人格権に基づく(and/or GPL などに基づく)クレジットをしなければならない場合も多いです。
ですが、これは、それが従うべき各国の法やライセンスに従って publish すればよい話で、著作権の、特に (C) マークの表記に関連づけて議論するような話ではありません。
特に上記の件では、説明したように当事者間で「それでよい」という合意ができている以上、第三者が口を挟むような案件ではありません。
別サイトにも寄稿したので、お知らせ。
『マニュアル本『無料電子カルテ OpenDolphin パーフェクトガイド』の幻のレビュー』
関係者一同、「そういえば、あった、あった、これ」と懐かしんでくれたブツが見つかったので、記事にまとめた。
そこでは書かなかったが、LSC 系統の OpenDolphin の取り扱いは関係者で協議中。
『最近の iPhone/iPad の「プライベートアドレス」がわかりにくい件』
apple の言うところの「プライベートアドレス」が、最初、何を言っているかわからず、右往左往したので、まとめてみた。
これに言及した情報はネット上には確かに見つかるのだが、具体的な解決方法がバシッと書かれていないので苦労した。
『SIM なしでも iPhone 自体はアクチベートできるし、eSIM のみでも回線は開通できる -楽天モバイルを例に-』
数年ぶりに iPhone を持つことにしたのだが、メインはしばらく android にするつもりなので回線はコスパ重視で楽天モバイルにした。
設定はそれほど苦労なくできたのだが、若干不安になったのはネット上に「iPhone を楽天モバイル eSIM 単独で使う場合」の情報がほとんどなかった点。
いや、普通にできます。
* * * * *
従来のブログの手入れや新規ブログのお試し利用など。
そういえば hatena にもブログがあったのだが、全くと言っていいほど使ってなかった。
「geek な日々」から air-h-128k-il@hatena に名前を変更して若干手入れしてきた。
よく「SNS的ブログ」と言われる tumbler 、気になっていたので一応は開設してきたが、今後、メイン(に近い形)で使うかというと・・???
ハイソでお洒落で、意識高い系の人にはいいかもしれない。
なんとなく開設。
これも何となく開設。
GitHub が北極圏にデータセンターみたいなのをつくって、そこに GitHub 上にあるほぼ全てのリボジトリのスナップショットを収蔵したらしい。
【参考】『Arctic Code Vault が実施段階へ突入』(GitHub ブログ)
MS すげーな。
また、このとき収められたリポジトリのオーナーやそれらプロジェクトにソースコードを(正式な形で)提供した者には、
Arctic Code Vault Contributor
の肩書きが与えられたようだ。「北極圏コード貯蔵庫コントリビューター」とでも訳せばいいだろうか。

私も OsiriX や Horos にはソースコードを提供したことがあるので、認定されたようだ。
大したものではないが、ちょっとは誇らしい気持ちになれる。
最近(2021 上半期)だと専用ロゴ?もついた。

電子カルテ OpenDolphin に関する話。
どうやら私は今まで勘違いしていたようなのだが、ドルフィンプロジェクトの開発元の LSC(現在は運営権などもメドレーに移管) は、ドルフィン「亜種」には「ドルフィン」という名称は使ってほしくないようなのだ。
私なんかからすると、それぞれの特徴をいかした「〇×ドルフィン」があった方が多様性があって賑やかで良いように思うのだが、そこらへんは考え方の違いか。
細かな事情はよくわかりませんが、某先生からフォークした私の OpenDolphin-2.7m は、 OpenOcean と名前を変えますので、今後はこれでお願いします。
先ほど github のリポジトリ名を変えてきましたが、ある意味、気が楽かもしれませんね。ドルフィンの看板が外れるので。
これからは、ダイコムビューア HorliX ともども電子カルテ OpenOcean の方もよろしくお願いします。(大事なことなので2回言いました)
【追記】
開業されている先生からもメールをいただきました。
”OpenOceanの自動でバックアップする機能は的を射てると思います。おかげで安心して電子カルテ化できます。”
私もそう思います。自力で運用をはかる場合、この手の機能がないと使うのに心理的な抵抗が出るのではと思います。より完璧なデータ移行を目指すなら(いわゆる真正性まで満たすなら)、データベースから直接データを抜いてくることもできます。

自力運用を目指す開業医の方からはおおむね好意的な評価をいただいているようなのですが、OpenOcean 作り直すかもしれません。
経緯は、『OpenDolphin について』などをご参照ください。個人的には、テキストマイニングをがんばりたい。
HorliX に関してはこちらに解説記事があります。
【ちょっと付け足し】
何かのときにLSCさんに聞いたのだが、現在では「OpenDolphinという名称は使っていただいてけっこうです」だそうです。実際、以前にサーバー上に残っていたけっこう物騒な警告文書も削除されたようです。
この辺の経緯は『医療システム』,『オープンソースと知財権に関するちょっと小難しい話』などをご参照ください。
方針が変わったということなんでしょう。じゃあ、なんで変える必要があったのか?という気がしないでもないですが、新規作り直しするなら、結果的にはよかったのかなと。
OpenOcaen に関してはこことかこととか『OpenOcean 2.0』サイトでまったりと議論が進んでいます。
【その他】
でご紹介いただきました。あざーす。
【ソースコード】
https://github.com/Hiroaki-Inomata/OpenDolphin-2.7m
【インストール方法】
『OpenDolphin 2.70b を windows10 にインストールしてみた』
『OpenDolphin-2.7(m) を Mac OSX にインストールする』
『OpenDolphin-2.7m を M1 Mac にインストールする』
【小林慎治の誹謗中傷について】
経緯などはこちらで。
OpenOcean に PR 送ってマージされなかったものだから、逆ギレってのが真相かと。
2020年6月 – 2023年9月 厚生労働省 国立保健医療科学院
2018年4月 – 2020年5月 京都大学 EHR 共同研究講座 特定准教授
・・・
転職回数多すぎやしないか?
同じ職場に 2,3 年しかいれないって何か問題あるんじゃなかろうか。
専門医も持ってないのに「血液内科医」名乗るのも相当恥ずかしい。
前回の記事『電子カルテ Dolphin Evolution をテスト』で Dolphin Evolution™ などとわざわざ™つまりトレードマーク表記したのは、この開発元の会社と「本家」が商標をめぐって対立したことがあるからだ。
登録第5656156号商標の商標登録に対する登録異議の申立てについて
固い文章なので読みにくいが、かいつまんで言えば「 オープンドルフィン( openDolphin ) を商標登録していたのに ドルフィンやドルフィンエボリューションが商標登録されてしまった。これは、 openDolphin™ の周知性のただ乗りである」という異議申し立てである。
商標は、専用権と禁止権から構成され、この組み合わせのおかげでそれなりに強い排他的独占権を持つ。要するに有名ブランドの登録商標を紛らわしく使ってはいけないということだ。計算機プログラムは原則として著作権で保護されているが、著作権の排他的独占権は弱く(特に特許権に比べた場合、その差は顕著)、オープンソースのプロジェクトがそれなりに育ってくると同一性を維持するため商標を登録しておくことはよく使われる手法だ。
しかし、商標にはかなり実際的な効力の限界があり、この例のように一般的な名詞を持ってきた場合、商標としての機能は著しい制限を受ける。この言葉を一般名詞的に使う場合にはまったく制限を受けないからだ。
これは、しごく当たり前の考え方で、日常的な場面で「ドルフィン」あるいは「dolphin」といった場合、これは海洋哺乳類の人気者「いるか」を思い浮かべることがほとんどで、そういった使用をいちいち禁止できないということを意味している。
だから、ドルフィンというかなり一般的な名詞を商標登録すること自体ちょっと無理があったのではないか?と思う。
また、個人的には、それにいちいち噛みつくのもけっこう違和感がある。私の記憶に間違いがなければ、ドルフィンプロジェクト自体が国の公募事業として採択された経緯があり、一時的にせよ公的な資金が注入されたものに強い排他的独占権を持たせるという考え方には無条件に賛成するわけにはいかないからだ。そして、異議を受けた側の Dolphin Evolution のプロダクツには、UI を JavaFX で設計する、通信ライブラリをクラウド用に工夫するなどのそれなりの独自性を有しているように思えるからだ。
まあ、「Dolphin Evolution」中心に商標登録しておけばよかったのにね、と思わないでもないが、つい大っきめに権利を主張してしまったのだろう。
なお、この異議申し立ての最終的な判断は、
「登録第5656156号商標(エボリューションの方)の商標登録を維持する。」
というもの。
これは、けっこう妥当な判断ではなかろうか。要は、申し立てした側がやりすぎたということだろう。
また、この異議申し立てが教訓的なのは、新規に始めるにせよ、どこかのプロジェクトをフォークするにせよ、ある程度、独自性がでてきたら、そのプロジェクトには類似プロジェクトやフォーク元とは似ても似つかない独自の名前を持たせた方が良い、ということを教えてくれることだ。
こうしておけば、変な絡まれ方をされる可能性はぐっと減るように思う。
私が、オープンソースの世界に足を踏み入れて一番驚いたのは、この世界の人々が、こと知財権に関してはかなり素人っぽい考え方をしていることに気がついたことだ(ちなみに私は、若い頃、知財関係の業務は経験してます。専門を極めているということはないですが、通りいっぺんの知識は持っていると思います)。
知財権に関する素人っぽい考え方とは、著作権に関することだ。主に二つ。
・行き過ぎた排他的独占権の主張
・著作物がすべて保護の対象になるという誤まった考え
前者は、「かくかくしかじかというソフトをつくったから、似たようなソフトはすべて私のソフトの剽窃あるいはパクリ。決して許されない行為だ」というような主張だ。
なんかできの悪い小学生の図工の時間をみているようで嫌な気分になるのだが、こういう主張をする人は後を絶たない。
著作権の場合、実務的には排他的独占は、ほとんどの場合、認められていない。意図的に模倣したならともかく、たまたま似たような表現になった場合、どちらかの表現の自由を奪うというようなことはできない。このような主張をする人はおそらく著作権と特許権を混同している。
そして、そんなにオリジナリティや排他的独占権を主張したければ、最初からプロジェクトをクローズで作成し、アルゴリズムなりなんなりで特許申請すればいいと思うのだが、この手の主張をする人たちはなぜかそれをしない。
後者は、「私の制作物を使った場合、その使用権はもともとは私にあり、その権利はすべて保護されなければならない」というような考え方だ。これは主張だけをみれば、それなりに正しそうに見える。実際、商業的な音楽やアートはこの考え方に基づいて著作権使用料などを徴収している。だが、それはその著作物がある程度のオリジナリティを有していて他人がおいそれとは思いつかないような場合においてのみだ。著作物がすべて保護の対象になるかといえば、ならない。これは wiki で紹介されていた例だが
長い間ご愛読いただきましたBON TONは今月号(5月号)をもって休刊し、誌面を一新して7月発売で新雑誌としてデビューいたします。どうぞ、ご期待ください!!
という表現は、保護の対象にはならない。それはそうだろう。かなりよくある定型的な表現であり、こんなものまで保護の対象にしていたのでは誰もモノを喋れなくなってしまう。
ソフトの世界でここまであからさまな例はそう多くはないが、よくあるのが海外の有名なライブラリやフレームワークのサンプルコードをほぼそのまま組み込んで著作権を主張するような例だ。この手の有力プロジェクトは、他のプロジェクトに「使ってもらう」ことが前提になっていて、ドキュメントやサンプルプログラムが充実している場合が多い。よく「〇×を使って、ハローワールドを表示させてみた」という記事があるが、たいてい元になった〇×ライブラリのサンプルの場合が多い。解説記事の著作権は、それを書いた人にあるかもしれないが、サンプル丸パクリのソースコードには(保護の対象となるような)著作権はない。あるとすれば、それはそのライブラリを作成した人、元々のサンプルのソースを書いた人だろう。
実際たびたび指摘されていることだが、オープンソースの電子カルテ LSC 版 OpenDolphinn には、一部の機能に oracle のサンプルコードなどがそのまま流用されている(→『OpenDolphin -wiki 風解説-』)。別にこれ自体は悪くないのだが、ちょっと問題なのは、(経営陣が変わる前の)LSC は、この事実を積極的にはアナウンスせず、特定の人のみで作ったと言い張っていたことだ。
これは個人的な意見だが、オープンソースの領域で上記のような子供じみた主張をする人たちの大半のアウトプットは、残念ながら、そこまで(=保護の対象となるような)高い思想性を有しているようには見えない(いわゆる当業者知識の範囲内)。私でも気がつくくらいだから、プロ(メーカーの技術者など)はもっとキビしい見方をしている人もいる。実際、NEC の姉崎さんあたりも同様の主張をしている。
実際の判例を示しながら「(計算機プログラムの)著作物がすべて保護の対象になる」わけではないことを解説している。

https://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/000/470/51/N000/000/000/158952642450223506035.pdf より
※・・ただし、私が姉崎さんの主張をすべて認めているかというとそんなことはないです。おおむね、もっともなことは言っているとは思いますが。理由は単純に姉崎さん自体が法的な資格(弁護士・弁理士など)を持っていないから。
GPL などのライセンスは(米国の)弁護士のチェックは受けている。それでも人によって解釈が異なることはしばしばある。法的資格を持っていれば信用できるかといえばそんなことはないが(特に日本の場合)、実際の判例などの細かな解釈ではその分野の専門家ほどには知識も経験も及ばないでしょう。
過剰なまでに著作権を主張するような人たちは、そのプログラムが保護の対象になるような思想性を有していないがゆえに、逆に著作権にかこつけて自己承認欲求を満たそうとしているようにも思える(最近では、小山哲央とかいう人が、出鱈目な主張をして、周囲に迷惑をかけている)。
育ちが悪いというべきか。
実際、標準的な工学教育を受けてない人も多いしね。知財権の基本的な考え方は重要で、これが疎かになっていると、ひどく初歩的なところで間違えてしまう。結果、関与している人たちに迷惑をかけることになる。
自戒の意味も込めて。
だからであろうか、一時的にけっこうな隆盛をほこったプロジェクトも分裂して減弱し、確かな基盤を持たないまま終わってしまうことが多い。
うーん。
ま、難しい話はともかく Horos のようなプロジェクトは、ちゃんと育ってほしいなあと思うのだった。
けっこうあやしいこともやっているので私も完全には信用していないんですけどね。
例えば、メーリングリストでの運営側の恣意的な削除。

great soft! (もちろん HorliX が、ってことです)という投稿は、ものの見事に削除されてますね。今だと HorliX のメーリングリストの方がトラフィックはアクティブでしょう。
他には、こういった手抜き処理など。
ほとんどの医師が、「Horos のコンセプトはいいが、ガチの臨床で使うのには躊躇する」くらいに思っていると思う。
結局、Horos に関しては、ユーザー ML にも「Is Horos abandoned?」というスレが立つ始末。
そこでも度々触れられているが、pureView が contributor へのケアを十分にしていなかったから、というのは理由の一つではあるでしょう。
私も contributor の一人なので、他の contributor とはたまに連絡取ってたりしますが、「現状の開発体制なら参加する意義が乏しい」みたいなコンセンサスになってます。
(追記)本稿では、主に商標権に関して述べた。
OpenDolphin 自体の著作権に関しては、以前は「皆川和史がプロダクツとしての著作権を保有し、部分的にソースコードを提供した増田茂および松村哲理がその部分に関する著作権を保有している」という説明がなされていた。
が、LSC の経営陣が変わった時点で当の LSC が皆川の関与をほぼ否定、メドレーへの譲渡がなされた時点でメドレーは増田・松村の関与を否定している(少なくとも著作権を認めていない)。
詳しい理由は述べませんが、日本のプログラムに関する著作権では、「開発した人」=「著作権者」にはならないため、こういったことはおこりえます。
JavaFX に若干興味があったので UI が JavaFX で書かれているという Dolphin Evolution™ (Karte Cloud ともいうらしい。開発元はエスアンドアイ株式会社)というオープンソースの電子カルテを試してみた。
ソースは github から落とす。
UI が知りたいだけなので今回は client のみコンパイル。
pom.xml を自分の環境に合わせ、適宜修正。NetBeans でビルド。実行すると…
ログインパネルはこっちの方が好みかもしれない。
ついでにサーバを立ち上げ、ログインを試みる。データ構造や通信プロトコル自体は本家と同じらしく、若干エラーは出たものの問題なくつながる。定番の徳川さんを表示。
初期設定は全画面表示だったので、けっこうびびる。
確かに画面構成は通常のドルフィンとは違う。ウィンドウをぱかぱか開くより一画面で操作を完結させたいという意図のようだ。
だが、結局使い慣れたサイズで使用(笑)。
そんなわけで操作上は JavaFX の有難みをそんなに感じることはなかったのだが、JavaFX ではこの手の UI のつくりこみが swing に比べ簡単になるという。
諸々の事情で Java で何かを新規につくるということはもうないかもしれないが、今後も横目でちらちらとチェックくらいはしていきたいものだ。
変更したコードはこちら。