『いるかの棲む闇』コメント欄で唐突に主要な「イルカ」のステークホルダーが揃って質疑応答が始まった。
増田氏、opendolphin-m は公開されていると主張しているけど、
本人自体が HP 上で非公開にしていることを主張しているんだよね。
え?と思って確認したけど本日(2018/10/23)もしっかりアナウンスしている。
公開しているのはあくまでバックポート用のものであり、別の(本来の) OpenDolphin-m があると私は認識していたのだが。
また、LSC の方が言っていたが、「増田ファクトとLSC 商用版 OpenDolphin にはデータベースの互換性はない」そうである(そうである、というのは現時点では、私は両ソフトとも持っておらず確認してみようもないから。あくまで LSC さんから聞いた伝聞です)。
いろいろ矛盾しているように思う。
ここらへん、なんでこんなわかりにくい主張するのか私もよくわからない。
(追記)
やはり、プライベートリポジトリに移行した OpenDolphin-m がある、ということでいいようです。
なお、このツィートに関して私の友人は「増田ファクト版を商品化したベンダーがいたとかで『オープンソースを営利化するのは好まない』とクローズドにした経緯があるとかなんとか。個人の好悪で公開したり引っ込めたりする人は,そもそもオープンソースプロジェクトには向かない人ですね。」と感想を漏らしてました。
私も、ほぼ同意見です。ソースをオープンにした時点で、たとえそれが自分が気に入らない人の手に渡ろうがしょうがないと諦めるしかないと思います。
PHAZOR 関係でいうと responsive-kifu なんてパクられまくってますが(この表現、私は嫌いなんですが)、それはもうしょうがないですよ。
それが嫌だったら、プロジェクトを最初からクローズドで開発すればいいわけだし。
表現が今ひとつどうかなと思うところはありますが、せっかく OpenDolphin の開発中期の貢献者としての評判はお持ちなのですから(ただし、最近の調べでは GitHub のシステムにはほとんどソースコードを提供した記録は残されていないそうですね、これは私も知りませんでした。メドレーに譲渡以降は、メドレーからは「開発者」認定はされていないようです、これはメドレー担当者から直接聞きました)、あまり他者を蔑むような表現1)はしない方がいいのでは思います。
(1) 厚生労働省本省判断で医療広告のガイドラインに抵触したようで(おそらく「公序良俗に反する内容」ということで)、削除要請がなされたようですね。和歌山の保健所を通じて私にも確認のための連絡がありました。
同時に患者さんと思われる一般人の個人情報を SNS で流出させた形跡があるということでこれも確認させられました。どちらかといえば、こちらの方がまずいと思います。(→現在は増田内科は閉院しているようです。こういうクチコミもありますが、そんなに評判は悪くなかったようですが)
猪股弘明
医師:精神科(精神保健指定医)
参考
『OpenDolphin について』
『OpenDolphin と電子カルテの3要件とメドレー』
『いるかの都市伝説は本当だったか』
『ソースコード嫁』
『@masudanaika による個人情報流出ツィート』
『標準型電子カルテ・OpenDolphin・増田ファクトなど』
上記記事に関して京大の小林先生からコメントいただいたのですが、オープンソースとライセンスに関するもので、私自身よく理解していない部分もあり、レスは少々お待ちください。
そういったわけですので、お気を悪くしないでください>小林先生
>小林先生
難解なところでもあり、メールさせていただきました。ご査証の方、よろしくお願いします。
質疑応答などチェックしました。
「いるか」の件はひとまず置くとして、「いるか」関係者が意外なくらい開発の実際を知らない、というのはどうしたわけでしょうか、かなり疑問に思いました。
ある種の「都市伝説」が存在しているのは知っています。
ただ、あるのは状況証拠だけですしね。なんとも言えない。
私が「いるか」で感心したのは、
・スタンプ機能とその実装
・上記を含めカルテ記載内容のデータベースへの格納方法
です。これは、もうプロの仕事だと思いました。
テクニカルには、デザインパターンの使い方もかなりのレベルで、驚かされました。
なんですが、ご指摘のように、そういった高度のテクニックを持っていなければいけない人たちが、それ以外の開発の基本的な事柄、例えば、 github の使い方・理解が初心者レベルなんですよね。
ものすごく不自然だとは思います。
他には
・いつまでたってもコメント系のバグが直らない
・大した手間がいるとは思えないアプリケーションサーバ更新対応ができない
などでしょうか。